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ヒコロヒーにミスドインタビュー。「変わらない味に出会える、心地のいい居場所」

50年以上にわたり日本で愛されるミスタードーナツ。アメリカのカルチャーを反映した店作り、原田治ら気鋭のイラストレーターを起用したグッズなど、世代を問わず人々の思い出を作ってきた。日本のドーナツ文化に“はじまり”をもたらしたミスタードーナツの軌跡を改めて明かす。

photo: Jun Nakagawa / text: Emi Fukushima

「変わらない味に出会える
心地のいい居場所です」

高校時代は、地元のミスドが溜まり場だったというヒコロヒーさん。

「授業をサボった日も、オールドファッションをお供に友達ととりとめのない話をして過ごしていました。BGMで山下達郎さんを知るなど、お店で見聞きしたことが身になった部分もあるかも。数年前に原田治展に行った時は、ポスターを見て懐かしくなったし、昔、おまけのお弁当箱を使っていたのも思い出しました」

上京してからも、ミスドはヒコロヒーさんの居場所であり続けている。

「劇場や家の近くのミスドでよくネタを書いていました。貧乏だった頃は、コーヒーがお代わり自由なのもありがたくて。今も昔も、気負わず過ごせる貴重な居場所です」

ミスタードーナツのオールドファッション
ヒコロヒーさんが一途に食べ続けるオールドファッション。「ずっと変わらない素朴な味だし、コーヒーに合う。いつ食べても、こんなにおいしかったっけ?と驚きます」。132円。
芸人・ヒコロヒー