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はじめる動画。台湾の味・魯肉飯を自宅で手軽に挑戦

何かをはじめるって、大人になってもワクワクするもの。第3回のテーマは「魯肉飯(ルーローハン)」。フェスやイベントにもひっきりなしに屋台を出している台湾出身の料理家・ウーちゃん。日本で手に入る食材で故郷の味を再現した本格的な魯肉飯のレシピを教わりました。第2回の「はじめる動画。スケートボードを自分好みに組み立てる」も読む。

photo&movie: Yuma Yamamoto / text: Nico Araki

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きっかけは、“台湾の味が食べたい”という思い

日本に住み始めて5年になるという台湾出身のウーちゃん。コロナの影響で帰国することが難しくなった2年前。故郷の味が恋しくなり料理を始めたという。

「実は、台湾にいたときは、外食の方が便利なのでほとんど料理はしていませんでした。帰国できない状況が続く中、魯肉飯がどうしても食べたくなったんです。日本にある台湾料理屋を巡ってみたのですが、地元で食べていた味には出合えず、最終的に自分で作ってみようと日本で売っている調味料を使って試行錯誤しながら、やっと納得いくものができました」と話す。

魯肉飯は、日本のラーメン?

「台湾で“魯肉飯”は、日本でいう“ラーメン”のような存在。店ごとに味が全然違うし、アレンジもできる自由な料理。絶対にこの味!という正解もなく、お客さんが好みの店を探していく食べ物なので、ラーメンに似ていると思いました」

〈台湾屋台WOO〉ウ・ファンユーさん

手軽に作れるウーちゃんの魯肉飯レシピ

【材料(4人分)】

・豚バラ肉(ブロック) 500g
・フライドエシャロット 20g *なければフライドオニオン
・三温糖 45g
・醤油  80ml
・日本酒 80ml
・水 400ml
・ホール八角 2-3個
・カレーリーフ 2枚
・ホール花椒 10個
・ホールシナモン 1個
・五香粉 小さじ1
・にんにく 2片
・パクチー 適量 *苦手であれば小ネギなどで代用可
・卵 4個

魯肉飯の材料

【作り方】

「何度も作ってきて、ようやく最近、台湾で食べていた味に近づけることができました。特に大変だったのは、台湾の甘い醤油の再現。友達に『デザートでも作るの⁉︎』と驚かれるくらい、大量に砂糖を使います。甘さを引き立たせるために砂糖の分量を調節するのは難しかったです。そして、より本場の味にしたいなら、濃い味付けや脂っぽい豚肉を選ぶのがおすすめです」

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