渋谷園芸(練馬/東京都)
珍奇植物の入口と成り得る練馬の大型園芸店。
都内最大級の園芸店は、練馬駅から徒歩10分ほどの住宅街にある。噂に聞いていた広大な敷地には、観葉植物や季節の花が数多く取り揃えられている。2階に上がり奥へ進むと、何やら奇妙なフォルムの植物たちが……。
そこにはパキポディウムやアデニウム、サルコカウロン、ユーフォルビアに亀甲竜まであるではないか!「植物の種類に偏りが出ては面白くないので、手広く入れています」と店長の田中健太さんは言う。しかも、全体的に安い気がする。
「ビザールプランツに興味があるけど専門店に行くのはちょっと、というお客さんが買いやすいように、適正価格で提供しています」とのこと。ちなみに同種なら斑入りでも同じ価格なので、思わぬお宝が見つかるかも。
Kei's Bromeliads(柏/千葉県)
輸入ブロメリアの宝庫、温室型巨大ショップ。
国道から一本路地に入ると目に飛び込んでくる3階建ての巨大な温室には、見たこともない数のブロメリアが!ティランジアだけでなくプヤやヘクチア、ディッキアなども点在している。
「2,000種類はあると思います。種数なら日本一じゃないでしょうか」と語るオーナーの友野京さんは、もともと爬虫類のエキスパート。だが今では植物の専門家として全国のイベントに引っ張りだこなのだ。そして温室の管理は、「プヤ ライモンディが見たくて、5,000mの山を登りました!」と笑顔で語る“レゲエさん”に一任。
彼は毎年自生地に行くほどの植物マニアで、珍種を見るために世界中を奔走しているのだとか。そんな2人の営む巨大ショップに、心躍らぬ者はいないだろう。
芽の巣山(高円寺/東京都)
植物好きが、月に1度集う“山”?
ここ最近、SNSを賑わせている話題の店〈芽の巣山〉。始まりは5年前、オーナーの石井和昭さんが営む〈menos〉というヘアサロンのインテリアとして、植物を入れたことがきっかけだ。その不思議な姿に魅了された石井さんは、サロンの軒先で販売をスタート。
そして2016年11月、念願の植物専門店をオープンしたのだ。以来、毎月テーマを掲げ、様々なイベントを仕掛けてきた。ユーフォルビアの人気種、オベサのみを大量に集め、人気の鉢に仕立てた『安西親子とオベサの山』や、岐阜の陶芸作家、宮脇志穂さんの鉢を集めた『ネオシホの山 春を告げるうつわ展』など、どれも大盛況だ。
そのほかに店内には、陶芸作家さんに特注した、ここでしか買えない鉢が多く並ぶ。