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グルマン温故知新:大手町〈ゼロツーナシカンダールトーキョー 〉日本初!ナシカンダール専門店

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「オフィス街で島カレー」。オフィスビルが林立する東京きってのビジネス街・大手町。ビジネスマン御用達のスタンダードな飲食店が多そうな街に、マレーシアの食文化を伝える専門店がオープン。ひととき、アジア旅行気分を。

photo: Hisashi Okamoto / text: Haruka Koishihara

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ゼロツーナシカンダールトーキョー(大手町)

日本初!ナシカンダール専門店。

初めて目にする人も多いであろう「ナシカンダール」というメニュー名。マレー語でナシ=ご飯、カンダール=天秤棒。かつて南インドからマレーシアに移住したムスリムが、ご飯とおかずを天秤棒で担いで売り歩いたことが、その名の由来に。

インド料理をベースにマレーシアで独自の発展をし、屋台フードの定番になった。ワンプレートに、カレーと副菜とご飯をドカッと盛って、徐々に混ぜながら食べるのが流儀だ。

オーナーは、2019年に大阪から東京・三田に拠点を移し南インド料理店〈ゼロワンカレーA.o.D〉を開いた立田侑志さん。インドに行く際にクアラルンプールを経由することから立ち寄るようになり、インドのスパイス+バイマックルーやパンダンリーフ、魚醤を多用するマレー系インド料理にハマったという。

ライス、メイン、副菜、カレーを自由に組み合わせ。辛い、甘い、酸っぱいetc.、色々な味と香りが口に広がる。

大手町〈ゼロツーナシカンダールトーキョー 〉店員
ライス、副菜、カレーを順に選んで盛ってもらう。
大手町〈ゼロツーナシカンダールトーキョー 〉店内
「マレーシアのイケてるナシカンダール屋さん」をイメージした店内。

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