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グルマン温故知新:新中野〈湯気〉話題をさらった町の中華が新天地で待望の復活

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「2020年の町中華」。その町に根ざした古き良き"町中華"が見直されつつある一方、新しく生まれる"町の中華"にも、店主の個性と時代感を色濃く反映したチャーミングなお店が増えています。モダンに進化した、町の中華へ!

Photo: Hisashi Okamoto / Text: Haruka Koishihara

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湯気(新中野)

話題をさらった町の中華が新天地で待望の復活。

2018年夏に開店するや、日常的に食べたい飾らない中華料理とナチュラルワイン、同じ空間に花屋が共存する不思議な雰囲気が評判に。瞬く間に人気を集めた〈湯気〉だが、ビルの取り壊しのためにわずか8ヵ月でクローズした。そこから、店主の田口雄一さんと、花屋の店主で田口さんの妻・memeさんは約1年かけて理想の「古い物件」を探した。

そして今年、新中野駅に近いエリアに新たにオープン。ホワイトボードに手書きされたメニューの雰囲気は前と変わらず、圧倒的な人気を誇る「油淋鶏」もあるが、内容は少しずつ変化している。

田口さんは出版社勤務の傍ら、中華料理研究家の佐藤幸男さんが主宰する料理教室に3年間通い料理を習得した。「ようやく店を構えたのだから、師匠から習った料理や新しいメニューも徐々に増やしていきたいです」

思い描いた通りの新天地で、料理もますます進化の予感!

新中野〈湯気〉店主の田口雄一さん
師匠から譲り受けた中華まな板や包丁を大切に使う田口さん。
新中野〈湯気〉店内
〈LOVELETTER〉側から〈湯気〉の店内を見るとこんな景色に。

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