とり口(五反田)
名店仕込みの焼き鳥をイタリア小つまみと。
折敷の中心に焼き鳥用の角皿をセットし、周りに小皿でつまみを出していくスタイルがユニーク。つまみは、パルミジャーノチーズをかけた白インゲン豆の煮込みにポーチドエッグのからすみがけ、フルーツトマトのカッペリーニと、イタリア色が濃厚なのが新しい。
日本酒酒場〈それがし〉の系列店。焼き手は〈鳥よし〉出身の西口和樹さんだ。¥5,800のコース一本勝負で「店の味を決める」というかしわ、つくねからスタートする焼き鳥は10本。流行りのレア焼きに寄りすぎず、かつ決して焼きすぎず、部位ごとの旨味、食感を引き出す焼きは、経験のなせる業だ。
ワインはソムリエが「白ならオーストリアのグリューナーヴェルトリーナー、赤なら冷やしたピノ・ノワールやシラーが鶏に合いますよ」なんて具合に薦めてくれるし、日本酒は冷やでよし、燗でよしの純米酒を30種ラインナップ。フルオープンの劇場型カウンターで、ライブ感も格別だ。
![五反田〈とり口〉の西口和樹さん](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2021/12/assetterEX-52504-9-1600x1600.jpg)
![五反田〈とり口〉店内](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2021/12/assetterEX-52509-9-1600x1600.jpg)