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グルマン温故知新:日比谷〈TexturA〉西中のベーシックを織り交ぜた新提案

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「スペイン、伝統と……」。有名シェフが監修したスペインと中華のミクスチャーという斬新なレストランが話題沸騰中。シチュエーションに応じた使い方があり、活用度高し!

Photo: Naoki Tani / Text: Kei Sasaki

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TexturA(日比谷)

西中のベーシックを織り交ぜた新提案。

分子料理や斬新なプレゼンテーションでモダンスパニッシュの要素を取り入れるのではなく、「中華とスペイン」の二本柱というのが斬新。仕掛け人は四川料理の人気店〈東京チャイニーズ一凛〉〈イチリンハナレ〉の齋藤宏文シェフ。食を自由に楽しむ素地がある東京で「シンプルに旨いものをファッショナブルに」という提案だ。

カジュアルモダンなダイニングでアラカルトを、シックなレストランではコース料理を、とメニュー、空間とも2部構成。チャーシューと羊のソーセージを盛り合わせたアラカルトの一品「チャ~セージ」が示すよう、調理法は混ぜないのが基本。バルセロナでも話題のもちもちパン、パン・デ・クリスタルを使ったパンコントマテやアヒージョと一緒に、よだれ鶏や餃子を味わえる楽しさといったら!アツアツの温度や立ち上る香り。両国の料理に共通する味の核はきちんと守られていて、「一口で二度おいしい」満足感だ。

日比谷〈TexturA〉シェフの齋藤宏文さん
中華の料理人だが「スペイン各地の料理から受けた刺激は多い」と、齋藤シェフ。
日比谷〈TexturA〉店内
日比谷駅すぐ、丸の内仲通り沿いの好立地。

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