SPICE LAB TOKYO（銀座）
和の食材と出会って進化したモダンインド。
「フレンチやイタリアンにはイノベーティブなレストランがたくさんあるのに、インド料理店だけは旧態依然としているのでは？」。日本のインド料理シーンにそんな思いを抱いていた実業家、ブリヤ&スナンダン・カプールさんご夫妻。本国では、実は約10年前から“モダン・インディアン・キュイジーヌ”が花盛り。その流れを東京にも、と一念発起し、ここをオープン。
インドの高級ホテルで腕をふるったラヴィテジ・ナスさんをこのプロジェクトに迎え、日本各地の食材を研究。それらとインド各地の食文化を融合させるのは、コペンハーゲンの〈noma〉で修業経験がある総料理長のテジャス・ソヴァニさんだ。
「Royal：王族」その昔、インドの王族が高価な食材で作った宴の料理を再現。左上から時計回りに、4種の「クルチャ」、チキンの「ビリヤニ」、サフランが香るシチューやナスのムースを添えた「タンドリーラムロイン」、豆の煮込みと「ライタ」と「カレー」。料理はすべて「インチャンティング スパイス」コース¥13,000から。 
「Street：街路」ストリートフードをスナックに。左上から時計回りに、バターチキンの「サモサ」、わさびが香るひよこ豆のケーキ「ドグラ」、大葉にザクロなどを添えた「チャート」、鴨の「ケバブ」、中央に梅が爽やかな「ゴルガッパ」。 
「Festival：祭り」コースを締めくくるのは、お祭りの賑やかなイメージを投影した美しいデザートプレート。4色のクリームをストライプ状に敷いた上に、ナツメグとターメリックのアイスクリームや、ベリー類や花びらをデコレーション。
メニューはコース主体で、「寺院」「街路」「王族」など、一皿ごとにテーマが設定されている。例えば屋台料理も、フィンガーフードに仕立てることでモダンな印象に。和の調味料やスパイスの効かせ方も洗練されている、最新型のインド料理を。
