restaurant origami(外苑前)
バリエーション豊富! 名刺代わりの旬なパスタ。
「イタリアンとフレンチの料理が似てきている今、明確に区別できるのがパスタ。お客を呼べるアイコン的な料理です」と、オーナーシェフの天野智詞さん。得意なだけにショート、ロング、手打ちとバリエーションを揃え、メニューにないものも可能な限りリクエストに応じる構えだ。
シチリアでヒントを得たというスパゲティは、クタクタに煮込んだブロッコリーにピスタチオのペーストを合わせ、現地の味に寄せている。その一方で、甘味の強い旬のイカを添える組み合わせは、新鮮な魚介が手に入る日本を意識したアレンジだ。
目標は、15年勤めたイタリア食堂〈ラ・ベットラ・ダ・オチアイ〉と独立前にシェフを経験した人形町のリストランテ〈イルプロフーモ〉の中間。料理は出来たてにこだわり、わかりやすくが信条。距離感の近いフルフラットのカウンターがうまく機能している。「レストランに馴染みがない人にも気軽に来てもらいたい」と、間口は広い。