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グルマン温故知新:大崎〈Restaurant AROMES〉ウォークインセラーで選ぶワインとともに

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「バータイムまでのフレンチ」。「遅い時間は、ワインバー使いでどうぞ」と、深夜まで店を開けるフレンチ。これだけでも十分ありがたいのに、バータイムに“シメ”の一品があるとはなんと魅惑的。レストランの料理もワインのラインナップも正統派。経験豊かなサービスマンが楽しませてくれます。

Photo: Keiko Nakajima / Text: Kei Sasaki

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Restaurant AROMES(大崎)

ウォークインセラーで選ぶワインとともに。

ワイン輸入会社〈ヴィノラム〉が経営するワインショップ併設のレストランがリニューアル。支配人に岡部一己さんを迎え、ランチ、ディナーに加え、深夜2時までのバータイム営業もスタートし、使い勝手はグンとアップした。

岡部さんといえば、サービスマンとして麹町〈オー グー ド ジュール〉を筆頭に7軒の店を展開した経験を持つ敏腕。ウォークインセラーには自社輸入の稀少なものも含め800本のワインが並び、リーズナブルな持ち込み料で食事と合わせられるのも魅力だ。

「バー営業をするなら、気の利いたシメものを出したかった」と、岡部さん。永瀬友晴シェフとともに考え出したコンソメ茶漬けは、深夜の胃に優しく、ワインとの相性もバッチリだ。永瀬さんは29歳の若さだが、フォンやソースできちんと味を決める「ワインが欲しくなる料理」を提供。で、しっかりコースも、1杯と1皿でも、という自由さ。ワイン好きにはたまらない。

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