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グルマン温故知新:清澄白河〈Que c'est beau〉界隈のハブになる、楽しい町場のビストロ

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回は一つの料理や食材への並々ならぬ愛情で、マニアックな専門店を作り上げてしまったお店。愛の強さ=味わいに比例する!遊び心溢れるメニューを堪能せよ。

Photo: Yoichiro Kikuchi / Text: Mamiko Kume

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Que c'est beau(清澄白河)

界隈のハブになる、楽しい町場のビストロ。

東京・新富町を賑わせた〈カレーとワイン ポール〉(閉店)には続きがあった。新宮朋樹さんと未奈さん夫婦。今を時めく清澄白河で、天井高の古い車庫をリノベーション。抜け感のあるワイン酒場をオープンした。

イメージしたのは「パリのビストロ」。アラカルトでリエットやパテ、フレンチフライにコンフィがオンメニュー。例えば、肉々しいステーキもソースで着飾るのでなく、塩、コショウ、ビネガーやレモン、マスタードでドレスダウン。野菜の惣菜やしらすと青唐辛子のオムレツも味の輪郭はしっかりと、愛嬌のある盛り付けもいい感じ。

ワインは未奈さんが偏愛するナチュラル推し。笑顔と一緒にグラスを満たす。「店名の通り、美しいガゼボ(あずま屋)のような空間になれば」と新宮さん。スタンディングもあるし、ゆくゆくはソファも置き、ご近所さんが散歩がてらフラリ立ち寄れるようにする。下町のホットステーションを実現中だ。

清澄白河〈Que c'est beau〉奥がシェフの新宮朋樹さんとワイン担当の未奈さん。
奥がシェフの新宮さん。妻の未奈さんはワイン担当でムードメーカー。
清澄白河〈Que c'est beau〉店内
時間の経過で雰囲気の違いが楽しめる開放的な店内。

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