KUVAL(三鷹)
料理とデザート、ともに実力店仕込みの味を。
賑やかな駅前から少し離れた通り沿いに、大きな窓から店内の様子が窺える可愛らしい店が。オーナーシェフの久原将太さんは、丸の内〈アピシウス〉や阿佐ヶ谷〈ラ・メゾン・クルティーヌ〉などで経験を積み、南仏へ。マルセイユやリュベロン地方で1年間料理を学んだ。帰国後は、ジビエ料理で知られる〈ラチュレ〉や肉に強いビストロ〈セラフェ〉でも働き、独立。
一方、妻の春香さんは製菓学校を卒業後横浜のレストランやデザイン学校を経て、広尾のイタリアン〈ポンテ・デル・ピアット〉で食事の最後を飾るアシェット・デセールを担当した経験が。〈KUVAL〉でも、デザートや焼き菓子は彼女が手がける。
南仏時代の、山や森で獲れた素材を料理に使う生活が楽しかったという久原さん。だから、大家さんの畑や地元のマルシェの野菜、近所のお花屋さんが扱うハーブなどを積極的に使う。その甲斐あってか、早くも街に馴染み、ファンを獲得している。