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グルマン温故知新:池尻大橋〈混混〉ワイン+酒肴+カルチャーの秘密基地

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「隠れ家ワインバー」。店は人なり。料理に、酒のセレクトに、あるいはインテリアやBGMに、店主のキャラクターが垣間見えるワインバー。幹線通り沿いのマンションの2階にあり見つけづらいので、すんなり辿り着けるか⁉

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Haruka Koishihara

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混混(池尻大橋)

ワイン+酒肴+カルチャーの秘密基地

店があるのは、山手通りと目黒川が交差するポイントに程近いマンションの2階。店名が書かれたスチールの扉を開くと、コンクリート打ち放しの壁、天然木を使った大きなL字形カウンター、足場用のパイプで造ったバックカウンターが混在する空間が目に飛び込んでくる。

宮崎出身の店主・園田泰裕さんは20代半ばで飲食の世界に足を踏み入れた。上京し、渋谷〈並木橋なかむら〉で働いた後、福岡へ。客として通った博多の人気ワインバー〈Yorgo〉で6年間経験を積み、渋谷での同僚・酒井英彰さんが独立して開いた恵比寿〈創和堂〉では、立ち上げに尽力した。

自身の店では、愛するナチュラルワインと和洋の経歴で培った感性で生まれる小皿料理を主役に。故郷の果物も多用して、フルーティさや香りの豊かさを加味してワインに合わせる。

ワイン、音楽、アートetc.、園田さんの趣味嗜好がミックスされた世界にほろ酔いしたい。

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