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グルマン温故知新:学芸大学〈日本酒◎酒場コメカラ〉手の込んだおばんざいに、〆カレーまで酒を!

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「名店の深夜食堂」。リーマンショック以降、長いこと営業時間が短縮傾向だった東京の食シーンだが、このところ深夜営業の店がオープン。日本酒に強い学芸大学の一軒。人気の名店がらみ。令和の深夜メシはこれにて安泰!

Photo: Keiko Nakajima / Text: Mamiko Kume

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日本酒◎酒場コメカラ(学芸大学)

手の込んだおばんざいに、〆カレーまで酒を!

腕の立つ弟子を多数輩出するおでん屋〈件〉。開店15年目にして初の姉妹店をオープンした。

新店はスタイルをガラッと変えて、会社帰りの地元住民や女性の1人客がふらりと入れる仕様に。小皿のおばんざいを中心に刺身、珍味、洋のアレンジを効かせた一品料理でもてなす。

日本酒の品揃えも負けていない。ここでしか飲めない「コメカラスペシャル」をはじめ、十四代や王祿「丈径」といった特別な銘柄も、抜群のコストパフォーマンスで提供する心意気。

「〈件〉ではおでんのだしを引き立てるような日本酒を取り揃えていますが、こちらの店ではフルーティな香りが楽しめる銘柄を中心にしています」と語る、ともぞう(通称)店長。

店内はカウンターを生かしたカジュアルな造りで、ウェイティングや2軒目使いにも打ってつけ。独立開業を控えた若手のための総仕上げの場にもなっているらしい。やる気と程よい緊張感が、また心地いいんです。

学芸大学〈日本酒◎酒場コメカラ〉店長の菅原智往さん
通称「ともぞう」。店長の菅原智往さん。
学芸大学〈日本酒◎酒場コメカラ〉店内
〈件〉から大股3歩斜め向かいにあり。混雑時には使い分けができて、利便性も高い。

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