Keiwa（大塚）
町を変えるか⁉ 名店監修、主役級の水餃子。
中華料理店があった場所とのご縁が生まれ、「家族みんなで楽しめる中華のスピリットを引き継ぎたい」と開店に踏み切った伊藤けいわさん。店づくりの監修を依頼したのは「日本人の感覚にしっくりくるインテリアとおいしい料理」と伊藤さんが絶賛する青山〈希須林〉。「大塚中華」の滑り出しは上々だ。
“少数精鋭”のメニューで売りにしたのは、水餃子。毎朝皮から一つ一つ手作り。豚肉とネギだけという潔い餡は化学調味料不使用で、女性らしいヘルシーなこだわりも。皮はモチモチ、具はジューシー。そんな水餃子にお粥や炒飯、油淋鶏などの主菜を組み合わせ、セットで提供する。わざわざ来てもらえる“動機”になるおいしさを。そんな思いまでキュッと包み込む。
「ほうれん草のお粥／手づくり水餃子／副菜」右上から時計回りに、よだれ鶏風キャロットラペ、クリアな鶏スープに浮かべた手づくり水餃子、生クリームをプラスし、ベーコンチップで塩味のアクセントを効かせたお粥も自慢。セットメニューは4種を週替わり。お粥、炒飯、主菜の3セットから選べて¥980。水餃子はアラカルトの場合1個¥140。 
「酢豚」〈希須林〉仕込みの人気メニュー。軟らかな豚ヒレ肉を使い、黒酢のこっくりとした甘さが引き立つマイルドな味わい。ナス、赤パプリカ、カボチャ、ブロッコリーと野菜多め。新鮮な素材の鮮度を味わって。¥880。 
「レタスの炒飯」「味わいの奥行きが出るように」と、豚挽き肉に下味を入れて、味つけは醤油とオイスターソースであっさりと。シャキシャキのレタスにほんのり甘味のある卵がうれしい、毎日でも食べたいチャーハン。¥780。
働き方改革を推進し、週休2日で20時ラストオーダー。そんな気張らない空気感も魅力に。「飲食店は町を変える力がある」と伊藤さん。どうやら餃子で南大塚をワクワクさせる気だ。
