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グルマン温故知新:神田〈神田タンだけ〉タンの魅力にガシッと胃袋をつかまれます

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「元気が出る牛肉料理」。肉好きは長生きする!?という説もあるとか。疲れた体にガツンと元気を注入してくれるのが肉料理ではなかろうか。焼肉と日本酒がウリの店からスピンアウトしたタン専門のニューカマー。上質の牛肉料理と出会えます。

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Noriko Watanabe

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神田タンだけ(神田)

タンの魅力にガシッと胃袋をつかまれます

「焼肉で圧倒的な人気を誇るのはタン」と言うのは、店長兼料理長の石澤昌人さん。

「ならば、タンだけに特化したらどうなのよ」という吉祥寺〈肉山〉店主のすすめで誕生したのがタン山ならぬ〈タンだけ〉。料理はタン尽くしの「舌だけコース」のみ。タン好きなら一品ごとの仕掛けにニヤニヤするに違いないし、「さほどタンは……」という人は新たなおいしさに触れ、ファンになることだろう。

食材は店長自ら厳選。タンは選りすぐりのUSビーフの皮付きタン、米は新潟産コシヒカリ、九条ネギは京都の契約農家のもの、パンは特注、冬場の生レモンサワーには皮ごと食べられる広島・三角島(みかどじま)のオーガニックレモン……と、細かなこだわり多々。隅々までチカラ入ってます。

タンは厚切りタンが抜群のおいしさ。いいタン食べているという気がする。飲みホもあるので、日本酒、焼酎など、気軽にぐいぐい飲んでください。

神田〈神田タンだけ 〉店長兼料理長の石澤昌人さん
店長の石澤さん。カウンター席の人は焼き方指南してもらえるかも。
神田〈神田タンだけ 〉の店内
ペロリと舌を出した赤い口のマークが目立つ店内。

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