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グルマン温故知新:駒場東大前〈菱田屋酒場〉「あのおかず」をつまみに飲む幸せを噛み締めて

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回は一つの料理や食材への並々ならぬ愛情で、マニアックな専門店を作り上げてしまったお店。愛の強さ=味わいに比例する!遊び心溢れるメニューを堪能せよ。

Photo: Shin-ichi Yokoyama / Text: Haruka Koishihara

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菱田屋酒場(駒場東大前)

「あのおかず」をつまみに飲む幸せを噛み締めて。

駒場東大前〈菱田屋〉といえば、ボリュームたっぷりのおかずが長年愛される定食屋さん。行列必至、東大生のみならずわざわざ訪れるファンも多い。5代目店主・菱田アキラさんが、本店のすぐそばに酒場を開いた。

「前々から“この味をつまみにゆっくり飲めたらいいのに”とお客さんから言われていたんです」。席の回転が速い定食店では叶えるのが難しいリクエストに応えたいと、新たな店を作ることを決断したのだ。

本店譲りの料理もあれば、キュウリの浅漬けやもつ煮込み、マカロニサラダなど、酒場の肴も日替わりであれこれと。また中華料理店での修業経験に加えて、フランス料理教室にも通うなど勉強熱心な菱田さんが、自由度の高い酒場だからこそ出せるという一品も随時登場する。

魚のカマは〈菱田屋〉で、尻尾に近い身は酒場でユッケ仕立てに、など食材を使い切る工夫も凝らし、料理は全品¥1,000以下。常連になりたい!

駒場東大前〈菱田屋酒場〉5代目店主の菱田アキラさん
本店はスタッフに任せ、酒場でフル稼働の菱田さん。
駒場東大前〈菱田屋酒場〉店内
店内奥のテーブル席。入口そばには、立ち飲み用のカウンターも。

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