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グルマン温故知新:白金高輪〈HIKIXOU〉5坪の空間にバスクの魅力をぎゅっと凝縮

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「朝から晩までラテン」。ライフスタイルの変化に伴い、外に出かけて朝ごはんをゆっくり楽しもう、という人が増えている昨今。昼夜のみならず、朝からお国柄あふれる料理でもてなすラテン系レストランが登場した。明日の朝はスペインバスクで。

Photo: Hisashi Okamoto / Text: Haruka Koishihara

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HIKIXOU(白金高輪)

5坪の空間にバスクの魅力をぎゅっと凝縮

白金高輪駅の程近くに登場したバスクバル〈HIKIXOU〉。朝ご飯に始まりランチ、おやつタイム、そしてディナーと、各時間帯で違った顔を見せる。

まず朝は、スペインの定番朝ご飯「トルティージャ」が主役だ。隣にある同系列のバスク菓子店〈メゾン・ダーニ〉で焼いた特製のパンやサラダ、飲み物で一日をスタート。

昼は、煮込み+ご飯のワンプレート「アショア」を。香りがよくサラッとした煮込みとフライドオニオン入りピラフがマッチ。青唐辛子の酢漬け、パクチーなどトッピングも多彩だ。

さらにカフェタイムには〈メゾン・ダーニ〉や、同じく同系列ですぐ近くにある〈ガスタ〉のバスクチーズケーキとお茶を、ここで味わうことができる。

そして夜は「ジャンボンドバイヨンヌ」「真鱈のクロケッタ」などのタパスや温菜、肉料理を豊富なお酒とともに。

各時間帯でバスクの味に触れられる、バスク愛に満ちた店だ。

白金高輪〈HIKIXOU〉シェフの宮﨑恵太さん
シェフの宮﨑恵太さんはバスク料理店のほかフレンチでの経験も。
白金高輪〈HIKIXOU〉店の様子
バスクの旗に使われるグリーンを基調にしたファサード。

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