GRAPEREPUBLICINC. VINERIA SALONE（鎌倉）
ショップ＆バー併設、フリーフロープランも
2015年創業の新興ワイナリーながら、今や国内に加え北米や台湾など海外でも大人気。山形県南陽市〈グレープリパブリック〉が、初めての飲食店を鎌倉に開いた。運営は同社の系列で6軒のイタリア料理店を展開する〈サローネグループ〉だ。
〈グレープリパブリック〉に何度も通い、ワイン造りの場にも親しんできた栗山シェフ。 
天井が高く、ゆったりとした店内。
厨房に立つのは渋谷〈ビオディナミコ〉で活躍した栗山義臣（よしおみ）シェフ。イタリア語で「ワイン酒場」を意味する「ヴィネリア」の名の通り、現地の日常の味をメニューに揃える。アクセントのチーズ使いなど、シンプルな料理をナチュラルなワインに合わせるひと工夫が技アリだ。パスタの世界大会で優勝した経験を持つ横浜〈サローネ2007〉弓削啓太シェフが考案したラザニアなど、系列店のシェフが提案する料理が登場するのも楽しみ。
なかやま牧場高原黒牛 ランプのローストと季節野菜のグリエ
赤でもタンニンが穏やかなタイプが多い自社ワインに合わせ、牛肉のローストもみずみずしい仕上がりに。広島県〈なかやま牧場〉産のブランド牛のランプを、熟成をかけずに使用。ソースのようにとろけるカブのグリルに、その葉の水キムチを添え、レモン果汁やコショウの風味を合わせて。200g 5,500円。
パスタ世界チャンピオン監修のラザニア
パスタメーカー〈バリラ〉主催『パスタ・ワールド・チャンピオンシップ2019』の優勝シェフが考案。島根県〈木次乳業〉のパスチャライズ「ノンホモ牛乳」のミルキーなベシャメルとミートソースのハーモニー。2,200円。
トマトと自家製酵母パンのクロスティーニ
ライ麦から起こした酵母で発酵させる自家製のカンパーニュタイプのパンに、フレッシュのトマトをたっぷりのせて。トマトに隠れたストラッキーノチーズのミルキーな味わいが、ワインの味わいとの橋渡し役に。880円。
ワインは2時間制のフリーフローが満足度抜群でおすすめだ。ランチで昼ワインもよし、ショップもテイスティングバー併設と魅惑的で、いろんな場面で立ち寄りたくなる。
