理想の本棚。 最新号 最新号

1021「理想の本棚。」
1021「理想の本棚。」

WE LOVE BOOKS Vol.2

No.1021 2024年12月2日 880円

昨年に続いて「理想の本棚」というテーマのもと、作家、アーティスト、映画監督などさまざまな方の本棚を訪ね、「本棚と本」にまつわるたくさんのことを聞きました。読書から手に入れた知識がその人をつくる血や肉とするならば本棚はさしずめ人生を映す鏡のようなものと言えるかもしれません。本棚とそこに収められた本の話に耳を傾けていると、まるで人生の話を聞いているようです。Book in Bookはエッセイ集「思い出の本棚と、あの1冊」。

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特集「理想の本棚。」
巻頭記事では、坂口恭平さんのアトリエの書斎にある本棚を訪ねました。熊本〈長崎次郎書店〉で棚として使われていたものを譲り受けたとのこと。

特集「理想の本棚。」
巻頭記事では、坂口恭平さんのアトリエの書斎にある本棚を訪ねました。熊本〈長崎次郎書店〉で棚として使われていたものを譲り受けたとのこと。

「アーティスト・長場雄『カバーを外した素顔の本を本棚で美しくパッケージ。』
壁付けの棚は〈ヴィツゥ〉製。写真集や画集はカバーを外し、色で分けて並べている。本の“素”の状態を収めて景色をつくりたいという考えからだ。

「アーティスト・長場雄『カバーを外した素顔の本を本棚で美しくパッケージ。』
壁付けの棚は〈ヴィツゥ〉製。写真集や画集はカバーを外し、色で分けて並べている。本の“素”の状態を収めて景色をつくりたいという考えからだ。

「イラストレーターなど・みうらじゅん『気になる本の、意図せぬ並びが、ブームの目覚めを待っている。』」
『全怪獣怪人』『安部公房とわたし』『天狗考』と、脳内を引っ掻き回されるような本たちが並ぶ。“インタビュー記事の背後によくある本の風景”を作るために、事務所には本棚が必要だったという。

「イラストレーターなど・みうらじゅん『気になる本の、意図せぬ並びが、ブームの目覚めを待っている。』」
『全怪獣怪人』『安部公房とわたし』『天狗考』と、脳内を引っ掻き回されるような本たちが並ぶ。“インタビュー記事の背後によくある本の風景”を作るために、事務所には本棚が必要だったという。

「文筆家・伊藤亜和『これを読んでいるのが理想の自分。その準備のために見栄を張る本棚。』」
ひとり暮らしをはじめ家具もこれからという空間に、届いたばかりの本棚を訪ねた。かっこいいと思う本を並べた本棚を見て、これを読んでいる自分こそなりたい自分だと見栄を張る。本棚はそういう準備の場所だと考えている。

「文筆家・伊藤亜和『これを読んでいるのが理想の自分。その準備のために見栄を張る本棚。』」
ひとり暮らしをはじめ家具もこれからという空間に、届いたばかりの本棚を訪ねた。かっこいいと思う本を並べた本棚を見て、これを読んでいる自分こそなりたい自分だと見栄を張る。本棚はそういう準備の場所だと考えている。

「棚のいい、ニューオープンの本屋。」
書店では今日も大量の本が出たり入ったりをする。常に変わり続ける書店の棚はどのようにつくられ、独自のスタイルを生み出しているのか。2024年にオープンし出来たてほやほやの棚を持つ、東京と京都の5つの書店の棚づくりに迫る。

「棚のいい、ニューオープンの本屋。」
書店では今日も大量の本が出たり入ったりをする。常に変わり続ける書店の棚はどのようにつくられ、独自のスタイルを生み出しているのか。2024年にオープンし出来たてほやほやの棚を持つ、東京と京都の5つの書店の棚づくりに迫る。

常に変わり続ける本屋の棚は、どのように作られ、独自のスタイルを生み出しているのか。 今号の特集からスピンアウトしたスペシャルムービーで訪れたのは、東京・学芸大学にある書店〈古本遊戯 流浪堂〉。建物の老朽化のため2022年に惜しまれつつ閉店したが、今年7月に復活。店主の二見彰さんが語る、変わらぬ棚作りの工夫とは?
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Next Issue No.1022 2024年12月16日 発売
あなたは坂本龍一のことを、どれだけ知っていますか?昨年惜しまれつつ亡くなった彼の表現は、今なお拡張し、様々な形で世界に影響を与えています。この特集では、彼と深い関わりを持つ世界中の才能たちに取材を行い、知られざる素顔に迫ります。ルカ・グァダニーノやマドンナらの証言、彼が残した音楽機材に触れた岡村靖幸の言葉を通して、坂本龍一に出会い直してほしい。次号は、特集「わたしが知らない坂本龍一」。