erba（神泉）
食べてるうちに身も心も元気になるイタリアン
ドアを開けると、店に充満する楽しい空気に包まれる。ここは、静岡出身のシェフとナチュラルワインなら任せて安心のソムリエの若い2人が切り盛りする元気いっぱいのイタリアンだ。
1階はカウンターとテーブル席&小さな立ち飲みスペース。これからの季節、プチ・テラス席での外飲みもよさそう。2階は落ち着いたテーブル席。
「駿河湾生シラスのパスタ レモンの香り」
生シラス丼のイタリア版1,800円。シェフの友人の静岡のシラス、桜エビ等を扱う店から直送される朝獲れの生シラスが、ペペロンチーノベースのパスタの上にドンとのってます。これが合う。ワインと一緒に食べたいパスタだ。レモンの皮を振ってあるが、さらに、レモンをギュッと搾って味変を楽しもう。
「最初の一口（突き出し）」
オーブンでパリパリに焼いたたたみイワシ、浜名湖の青のりをマスカルポーネと合わせて、自家製のチャバッタにのせたブルスケッタ。カリッパリッの食感が楽しい。何だか、今宵はいい時間になりそうな予感。
「本マグロの炙りカルパッチョ」
愛媛産の本マグロの脂ののった赤身の表面を炙（あぶ）り、香ばしい香りをつけた。2,000円。シチリアで愛されるサルモリッリォのレモンとオレガノのソースを添えて。爽やかで、春から夏にぴったりだ。メインにしてもよさそう。
メニューは季節感のあるアラカルトにコース料理も。カルパッチョ盛り合わせといった冷前菜に、トリッパのカリカリフリットや静岡しらすと青のりのゼッポリーニといった温前菜。ワインを飲まずにいられない前菜群だ。
思わずボトルいっちゃおうとなりそうな自分が怖い。パスタも2種はいきたくなるし、メインもしっかり食べたくなる。なぜか「食べるぞ」という気分にさせてくれる内容だ。
土日祝は15時～と、明るいうちから飲めるのも嬉しい。今夜あたり、住宅街の小さなイタリアンをこそっと訪ねてみないか。
キッチンはほぼワンオペ。シェフの一人舞台だ。 
コンパクトながら気持ちのいい空間。ワンちゃん連れは外で立ち飲み可。
