コンビニエンスストア髙橋(練馬春日町)
飲めて、買えて、くつろげる、次代のコンビニ。
カウンターには焼きたてのパンが並び、スープやカレーとのセットはイートインでも、テイクアウトでも。店内ではナチュラルワインやクラフトビールを昼から楽しめ、スペシャルティコーヒーは豆も販売。パンだけ買いに、ワインを一杯だけ、もオッケーだ。進化を遂げつつ、東京の隅々まで拡張する自由な酒場。その最前線。
夫の髙橋諒自さんがパンを焼き、妻のネイトさんが料理を担当。国産小麦の生地で焼く香り豊かなパンは、それだけでいい酒のアテに。高知〈ファーム・ベジコ〉の野菜をたっぷり使い、酸味やスパイスでメリハリを利かせた料理とも引き立て合う。
諒自さんは、サーフィン目当てに3年暮らしたオーストラリアのバイロン・ベイでベジタリアンフードやローフードに出会い、食の道を志したのだとか。聞いて納得、コンビニというより食堂と商店を兼ねた海の家のよう。穏やかで健やかな空気に、夫妻の人柄がにじみ出ている。