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グルマン温故知新:練馬春日町〈コンビニエンスストア髙橋〉飲めて、買えて、くつろげる、次代のコンビニ

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「住宅街の昼飲み酒場」。昼から飲めるパン屋は、惣菜のテイクアウトができて、物販もいろいろ、というスタイルで、住宅街に根づき、ファンを集めて小さなコミュニティを形成している。早い時間からの一杯やテイクアウトのニーズが高まる今、注目の新店。

 

Photo: Naoki Tani / Text: Kei Sasaki

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コンビニエンスストア髙橋(練馬春日町)

飲めて、買えて、くつろげる、次代のコンビニ。

カウンターには焼きたてのパンが並び、スープやカレーとのセットはイートインでも、テイクアウトでも。店内ではナチュラルワインやクラフトビールを昼から楽しめ、スペシャルティコーヒーは豆も販売。パンだけ買いに、ワインを一杯だけ、もオッケーだ。進化を遂げつつ、東京の隅々まで拡張する自由な酒場。その最前線。

夫の髙橋諒自さんがパンを焼き、妻のネイトさんが料理を担当。国産小麦の生地で焼く香り豊かなパンは、それだけでいい酒のアテに。高知〈ファーム・ベジコ〉の野菜をたっぷり使い、酸味やスパイスでメリハリを利かせた料理とも引き立て合う。

諒自さんは、サーフィン目当てに3年暮らしたオーストラリアのバイロン・ベイでベジタリアンフードやローフードに出会い、食の道を志したのだとか。聞いて納得、コンビニというより食堂と商店を兼ねた海の家のよう。穏やかで健やかな空気に、夫妻の人柄がにじみ出ている。

練馬春日町〈コンビニエンスストア髙橋〉髙橋諒自さん(左)とネイトさん。
仲のいい友人同士のような諒自さん(左)とネイトさん。
練馬春日町〈コンビニエンスストア髙橋〉店内
内装からステンドグラスなどの装飾まで、親族総出で手がけた。

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