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グルマン温故知新:武蔵小山〈タンドール&スパイス酒場 chachahui〉ネパール料理の幅広さを体験できる酒場

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「ネパールか来た!」。米が主食、多彩な野菜やスパイスを多用する等の特徴があるネパール料理。ネパール人オーナーが3店舗目を開店。優しめスパイス料理に昇天必至。

Photo: Yoichiro Kikuchi / Text: Haruka Koishihara

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タンドール&スパイス酒場 chachahui(武蔵小山)

ネパール料理の幅広さを体験できる酒場。

再開発が進み様変わりした武蔵小山の駅前に開店した〈チャチャフイ〉。かつてこのエリアにあり、現在は西小山に移ったネパール料理店〈バルピパル〉と同系列。オーナーのマハラジャン・ラジェシュさんが「武蔵小山は、人が温かくて大好きな街だから」と改めて進出した。

単にネパール料理店ではなく“タンドール&スパイス酒場”と銘打ったのには理由がある。

「ネパール料理=スパイスを使う=カレーと思われがちですが、“ネパールの小籠包”といわれるモモを筆頭に、おつまみ料理もたくさんあるんです。そうした前菜や、タンドール窯で焼いた肉や野菜をスパイスと一緒に味わう楽しさを、もっと日本の人に知ってもらいたくて」とマハラジャンさん。

タンドール料理用のスパイスを自分ですりつぶして準備する提案もユニーク。立ち上ってくる香りをまず嗅ぎ、その後料理につけて味わう。体験が伴うことで、味の記憶がぐっと色濃く。

〈タンドール&スパイス酒場 chachahui〉シェフのニラジャンさん。
厨房で窯を操るシェフはマハラジャンさんの弟のニラジャンさん。
〈タンドール&スパイス酒場 chachahui〉店内
1テーブルごとにパーテションで区切られている店内。

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