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グルマン温故知新:駒沢大学〈バティス!〉季節感あふれる野菜と手打ちパスタが魅力

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「人気店出身シェフの手打ちパスタ」。契約農家から届く新鮮な野菜が主役の有名店。独立し、自分なりのカラーを加味した、ホームメイドの味で個性を打ち出している。

photo: Yoichiro Kikuchi / text: Haruka Koishihara

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Batis!(駒沢大学)

季節感あふれる野菜+手打ちパスタが魅力

野菜をふんだんに使った料理と、パティシエが作る繊細なドルチェ。2つの特色を併せ持つ小さなイタリアンが、駒沢の国道246号沿いにオープンした。

オーナーシェフの中村明博さんはカフェを開くことを夢見ていたが、縁あってイタリアン〈AWkitchen〉へ。各地の生産者と関係を築き、野菜コンシャスなメニューで知られる店に入ったことで、野菜の奥深さやレストランの楽しさに開眼。長年勤め、旗艦店の料理長にも。

その経験を生かしての独立とあって、メニューにはさまざまな野菜の名前が並ぶ。パスタは、常時10種類。やはり、その旬の野菜を使ったものが目を引く。「たっぷり食べてもらいたくて、麺より野菜の量が多いことも」と中村さん。強力粉で作る手打ちパスタは、日により種類が替わるが3〜4種類がスタンバイ。

独立に際してタッグを組んだパティシエールの松井恵さんは、元同僚。気心知れたコンビで和やかに店を切り盛りしている。

駒沢大学〈Batis!〉オーナーシェフの中村明博さん
一番好きな野菜は「ホワイトアスパラガス」という中村さん。
駒沢大学〈Batis!〉店内
白木のカウンターやスワッグ、自然な風合いで構成された空間。

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