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「人生変えちゃう、おいしい!1泊旅。」 編集後記:旅で、料理で、本当に人生は変わるのか?

2022年10月17日発売 No.972「人生変えちゃう、おいしい!1泊旅。」を担当した編集者がしたためる編集後記。

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好評をいただいた2022年4月発売の『人生変えちゃう、1泊旅。』特集の第2弾。

今回は“食”編です。

インド行って人生観変わりました、なんて話はかつてよく聞いたものだけど、国内で、しかも食べることのみで人生観変わるなんて、我ながらけっこうハードル上げてませんか?

でも、私自身のことを振り返ってみても、あると思うんです。確実に。

西表島でふらっと立ち寄った酒場の料理に魅せられて、そのあとは毎年のように沖縄の離島を巡りました。今でも、老後は沖縄の離島で暮らすと決めています。

讃岐うどんを現地で初めて食べたあとは、うどんとそばの選択肢があるときは100%うどんを選ぶほどのうどん派に。

大自然の絶景を目にしたのと同じような衝撃を、味覚で感じることだってあるはず。その感動は20年経っても、鮮やかに反芻することができます。

今回の取材で訪れた、岐阜・郡上八幡でクラフトビール醸造所を営むオーナーも、元々地質学者で、各地の水質を調べたうえで、郡上の水に惚れこんで移住してきたと。

また、鯖街道のかつての宿場町、福井県の熊川で出会ったカフェ店主も、熊川で食べた鯖寿司が美味しすぎて移住してきたんだそうですよ。

味覚で人生変えられちゃった人たちが待っている土地ですから。読者の方々も、人生変える覚悟を持って旅に出てください!

〈船渡来流亭(せんとらるてい)〉で食べられる「寒シマメ丼」
表紙の写真は、隠岐諸島・中ノ島のフェリーターミナルにあるレストラン〈船渡来流亭(せんとらるてい)〉で食べられる「寒シマメ丼」。小さな島の素朴な店の味に、人生変えられちゃう可能性だってあるわけです。(写真・野川かさね)

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