毎年5月の恒例となっている特集「居住空間学」。今年はテーマを「居心地のいい部屋」と題し、国内外14組の住まい手による魅力的な暮らし方を訪ねてきました。
自分にとって心地がよく、快適な場所とはどんな空間なのだろう? 思い思いの方法で、個性的な部屋づくりをしている皆さんを取材していると、家や部屋に対する多種多様なアプローチに驚くのと同時に、日々拡張している居住空間という概念の広がりに(こんな家のありようもあるのか!)、来年もこれからも楽しみだぞ、と確信している自分もいました。
アーティスト・奈良美智さんのお住まいを訪ねることができたのも、夢のようです。
新しく、居住空間学のBOOK in BOOKシリーズ〈BRUTUS in POCKET〉も始まりました。今年は「Lighting(照明)」を切り口に。ディテールから観察する、もうひとつの居住空間学です。お楽しみに!
矢作雄介(本誌担当編集)