自分に似合っているから心地がいい
今年の居住空間学は「自分に似合う部屋」というテーマのもと、国内外の自由で快適な住まいを紹介しています。都市部の戸建てや集合住宅、自然に囲まれたエリアにある古い家屋の改修……など、今年もたくさんの魅力的な暮らし方に出会うことができました。
特集のテーマを「自分に似合う部屋」としたのは、〈PADDLERS COFFEE〉の松島大介さんを取材している際のひと言がきっかけでした。「結局、居心地がいいって、自分に似合っているということではないでしょうか」。スタッフ一同そのフレーズにとてもしっくり来るところがあり、今回の特集全体をささえるテーマとして表紙に置くことにしました。
居住空間学の取材は、取材と撮影とで長時間滞在させていただくことも多いのですが、部屋づくりの話にはじまり、家具のこと、日用品のこと……と、次から次へと教えていただきたいことが尽きません。住まい手の方の空間に対する愛情たっぷりのお話のおかげで、取材を終える頃には、いつもこちらまで幸せな気持ちになっています。
われわれ取材者まで心地よくしてくれる、そんな愛情たっぷりの魅力的な空間を、今年もたくさんお届けします。お楽しみに!