“心地よい違和感”を残した、伸びやかな花。
「フローリストとして大切にしていることは?」という問いに、「楽しいこと!」と屈託のない笑顔で答えてくれた三嶋春菜さん。四方に広がる白いエニシダ。赤が印象的なエピデンドラム。多彩な花がのびのびと組まれたブーケに健やかな人柄が表れている。
「ピンクのカーネーションはぶりっ子っぽいし、無農薬栽培のルッコラはよく目を凝らすとちょっと毒々しい。花の個性を組み合わせて、心地よい違和感を作りたいと思っています」。奔放なようで一体感のある仕上がりに、確かな技術も感じられる。