自宅で楽しめる、“手軽なアート”。
市場や生産者から仕入れた花を束ねる。これはどの花屋も同じだが、今年1月にオープンした〈Camille(カミーユ)〉は少し違う。店頭に並ぶ8割が、お店で専用の染料に浸して色を入れたオリジナルの“染め花”。
染め花が盛んなイギリスで修業を積んだ野村ミレーナさんの技が、花の一本一本に表現されている。このブーケに使われているものも、ほとんどが染め花。ほかでは見かけない、グラデーションカラーやくすんだ色合いを組み合わせ、「見ていて楽しくなるものにしたい」と、芸術品を仕上げるように花を束ねていく。