店もブーケも、
ゆったりとした“空間”に心和む
壁一面にリズミカルに配置されたガラスベース。茎の姿までよく見えるディスプレイが新鮮な驚きを与えてくれる。「茎や葉っぱが魅力的な植物もあるのに、花の頭しか見えないディスプレイではもったいない」と、店主の藁谷航さん。
中目黒の老舗〈フラワーズネスト〉で修業を積み、昨年6月に開店。「いいグリーンが仕入れられるとテンションが上がる」という藁谷さんのブーケは、花びら同士が窮屈にならないよう緑が“余白”と“クッション”の役割を果たす。ゆったりと花開いていく時間の経過も美しい。