ビビッときた旬の花々を
感性のままに束ねる
「プライベートで花は買ったことがないんです。もともと馴染みがなくて」。そう笑う店主の福田まりよさんが花屋の道に進むきっかけは、偶然頼まれた友人のウエディングブーケ作り。
その面白さに魅せられ、センスを頼りに花屋勤務を経ることなく道を拓いてきた。ゆえに花のセレクトも感性に正直。「バレンタインデーだからといって赤い花は仕入れませんし、仏壇の供花にもあくまで旬のものを提案します」と福田さん。既成概念にとらわれず自由に束ねたブーケからも、旬の魅力が最大限に滲み出ている。