Love

DJ松永のミスド愛。「ミスドを目にすると全理性がぶっ飛びます」

50年以上にわたり日本で愛されるミスタードーナツ。アメリカのカルチャーを反映した店作り、原田治ら気鋭のイラストレーターを起用したグッズなど、世代を問わず人々の思い出を作ってきた。日本のドーナツ文化に“はじまり”をもたらしたミスタードーナツの軌跡を改めて明かす。

photo: Jun Nakagawa / text: Emi Fukushima / styling: Takuma Kano / hair&make: Yoko Fujii

「ミスドを目にすると全理性がぶっ飛びます」

「音楽でご飯が食べられるようになって嬉しいのは、ミスドで大人買いができること」。そう話すDJ松永さんは、子供の頃にフレンチクルーラーの食感に感動して以来の無類のミスド好き。ツアーの際にも、決まって滞在先の近隣の店舗を検索する。

「例えば、札幌でよく泊まるホテルの近くにミスドがあって。お腹がすくと、海鮮のおいしいお店には目もくれずにミスド直行。10個ほど買って一気に食べてしまうので、胃薬を飲む羽目になるんですが(苦笑)」

ミスド愛が炸裂する松永さんは、取材中も、ハニーチュロ、ポン・デ・リングなど4つを平らげた。
「あればあるだけ食べてしまう。前にすると本能に抗えなくなりますね」

ミスタードーナツのハニーチュロ
大人になってから好きになったというハニーチュロ。「全体的にカリッとした食感なんですが、継ぎ目の部分だけ少し軟らかくて特においしくて。勝手に“大トロ”と呼んでます」。
DJ、トラックメーカー・DJ松永