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地元の顔がナビゲート!日本全国おいしい酒場百選 〜大阪・前編〜

酒とおいしいものを愛する各都市の案内人たちが、普段から通うとっておきの酒場を教えてくれました。今回は大阪編!串カツで飲み倒れるコテコテの大阪は今は昔。スペシャリテにワインをのんきにやれる身だしなみのよい酒場が全盛。ただし、濃ゆい店主は濃いまま健在。

photo: Yosuke Tanaka(スタンド うつつよ)、Shungo Takeda(illampione)、Mami Nakashima(いざかや ひとえに)、Yuto Yamamoto(KEMURI) / edit: Tamio Ogasawara / text: Shoko Yoshida

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案内人:松尾修平(『Meets Regional』編集長)

スタンド うつつよ

大阪の街中で造るどぶろくを、そのまま飲める贅沢

・どぶろくはお店の中で醸造。
・タイミングで醸造作業を見ながら一杯。
・無農薬無肥料米というお米のエネルギーから生まれる滋味を楽しむ。
・各地のどぶろくや日本酒は約20種。
・アテは旨い肴と醸造の熱い物語。
・締めには鴨肉を使ったカレー550円。

大阪〈スタンド うつつよ〉の料理
うつつよのどぶろく800円~。うなぎの肝ときゅうりのざくざく600円。

il lampione(イルランピオーネ)

まさかまさかの、雑居ビルでアペロin大阪

・常時ボトルストック100種超えのナチュラルワインが目白押し。
・料理は旬野菜中心の本格イタリアン。
・こう見えて、店は雑居ビルの2階。
・ビル内の通路と店を隔てる壁を取っ払った開放感が飲ん兵衛を吸い寄せる。
・16時開店。もう夕方から飲んじゃえ。

大阪〈il lampione〉の料理

いざかや ひとえに

心そそるは、店主の笑顔とザ・イザカヤンスタイル

・刺し身、レバ刺し、唐揚げ、ユッケ。酒はビールに焼酎、ハイボール。
・トラディショナルな居酒屋メニューの数々は、その響きだけでもう酔える。
・しかしながら、イタリアン出身の店主による独自のアレンジも断固宿る。
・店主のニコニコ笑顔も名物のうち。

大阪〈いざかや ひとえに〉店内

立鮨 越中屋

寿司屋の若が始めた、本格立ち食い寿司が旨い

・若大将は西成区でローカルに愛される鮨屋〈越中屋〉大将の息子。
・江戸前風寿司で、1貫150〜500円。
・ビールに焼酎といろいろあれど、ここで飲むべきは日本酒一択。
・なぜなら、酒屋と選んだ全国の珍しい日本酒を週ごとに替える徹底ぶり。

大阪〈立鮨 越中屋〉のお寿司

KEMURI

はしご酒フレンドリーな、ワインに溺れる創作串スタンド

・予約なし、カウンターでの立ち飲み式。
・バルサミコやチェダーチーズなどが使われた和洋折衷な創作串は必食。
・創作串がワインと合いすぎる。
・ポルトガルやハンガリーの珍しい生産者から届くナチュラルワインも揃う。
・クラブのママまでご来店。

大阪〈KEMURI〉の創作串

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