東京都/青ヶ島
発酵遺産が残る離島へ、野生の菌で醸す焼酎を飲みに
2018年、8ヵ月間かけて日本の発酵文化を巡った旅でも訪れた青ヶ島。行くのに覚悟がいる秘境ですが、ここで造られる〈青ヶ島酒造〉の「青酎・あおちゅう」は、はるばる醸造の現場を訪れて試飲したいかなり特異な焼酎です。
杜氏8人による組合形式の蔵も珍しく、その原料や製法も驚き。島に群生する絶滅危惧種の植物、オオタニワタリに付く黒カビと、蔵付きの酵母のみで、しかも米麹でなく麦麹を一発で醸すのに衝撃を受けました。日本屈指の過酷なコンディションの地熱サウナや、稀有な居酒屋でのカラオケも最高。異世界に遭遇できる発酵の旅は楽しいですよ!
SCHEDULE
1日目
07:30 飛行機で東京・羽田から八丈島へ。
09:30 八丈島から船に乗って約3時間で青ヶ島着(もしくはヘリで約20分)。天候によりアクセスが悪くなるので予備日を設けると安全。
13:30 森を歩く。オオタニワタリ群生地などを見た後、最高峰423mの大凸部から、二重カルデラと海が成す壮大な景色を見渡す。
16:00 地熱を利用した高温注意の〈ふれあいサウナ〉でハードコアサウナ体験。
18:00 〈青ヶ島酒造〉で醸造の現場を見ながらの、「青酎・あおちゅう」試飲体験。
20:00 島の居酒屋〈もんじ〉で夕食。島の人と焼酎を飲みながらのカラオケ大会。
2日目
10:00 島を散策。牧場、展望台へも。
13:30 青ヶ島から八丈島へ。
17:30 八丈島から飛行機で東京・羽田着。