Peanut Butter Milk Stout（ピーナッツバター ミルクスタウト）
ブルワリー：ベルチングビーバー ブルワリー（アメリカ）
スムーズな飲み心地と、ピーナッツの存在感
〈Belching Beaver Brewery〉の名を世に知らしめた代表作。「絹のようななめらかな舌触りと、ローストピーナッツ、ダークチョコレート、コーヒーの香りがミックス。複雑ながらよくまとまっている」（田嶋）。アメリカ・サンディエゴ〈コロナドブリューイング〉の醸造家だったトロイ・スミスを誘って、トーマス・フォーゲルが2012年に創業。「18年にはアメリカのTOP100に選出され、注目度は年々上昇中」（田嶋）。ブロンドからバレルエイジドまでラインナップも幅広い。
ナガノトレーディング
MAIL：all@naganotrading.com
Instagram：@naganotrading
Milk Stout Nitro（ミルクスタウト ナイトロ）
ブルワリー：レフトハンド ブルーイング（アメリカ）
グラスに注いで泡を愛でたいシルキーさ
原料に乳糖を加えたミルクスタウトのナイトロ（窒素ガス）版。「窒素ガス特有のクリーミーな口当たりが特徴で、コーヒーやミルクチョコレートのような味わい。通常のビールは二酸化炭素ガスですが、それとは違うなめらかな飲み口で体験する価値あり」（木暮）。麦とホップの完璧なバランスを追い求めるこのブルワリーは、知る人ぞ知るクラフトビールの激戦区、コロラド州におけるパイオニア。カルチャーイベントとクラフトビールの融合を先駆けて行ってきた。
AQベボリューション
TEL：03-5904-9534
HP：www.aqbevolution.com/
エスプレッソスタウト
ブルワリー：常陸野ネストビール（茨城）
香り高いコーヒーアロマが心地いい一杯
アイルランドやイギリスが発祥のスタウトは、ローストした大麦が使われた黒ビール。ここでは深煎りのコーヒー豆を加え、さらに芳醇な香りを演出している。「世界35ヵ国以上で販売される日本を代表するブルワリー。エスプレッソコーヒーのような香り、苦味、酸味を同時に味わえる重厚さが特徴です」（田嶋）。茨城県で200年以上続く〈木内酒造〉が1995年から醸造を始めた〈常陸野ネストビール〉は、フクロウのデザインでお馴染み。現在は自社でホップ栽培も始めている。
常陸野ネストビール（木内酒造）
TEL：029-212-5111
HP：hitachino.cc/
Lava Porter（ラヴァポーター）
ブルワリー：沼津クラフト（静岡）
温度によって変化する味わいを楽しむ
富士山の噴火の名残、漆黒の溶岩（ラヴァ）をイメージし、チョコレートモルトなど濃色の麦芽を使用。ほんのりとしたコク、ローストコーヒーのような苦味を感じさせる一品だ。「温度が変わるにつれて、香りやフレーバーの変化も楽しめる、ゆっくりと味わうビール。ブルワリーのコンセプトは“SLOW BEER SLOW LIFE”。仲間と過ごす時間に、そばに置いておきたい一本です」（木暮）。仕込み水は、近くを流れる柿田川から。この名水に着想を得た「クリームラガー」も人気。
沼津クラフト
TEL：055-919-6473
HP：numazucraft.com
スタウト
ブルワリー：箕面ビール（大阪）
“何杯飲んでも飲み疲れない黒”を実現
「チョコレートやコーヒーを思わせる、焙煎された麦芽のふくよかな香りと香ばしさを余すことなく表現している」（コウゴ）。1997年に醸造を開始し、日本クラフトビール界をリードする〈箕面ビール〉のフラッグシップ。地元産のユズや酒米麹を使ったビールなど、さまざまな取り組みで知られる。「飲み飽きることなく何杯でもお代わりしたくなってしまうこのスタウトは、海外のビールコンペティションでも多くの賞を受賞した、世界に誇る一品です」（コウゴ）。
箕面ビール
TEL：072-725-7234
HP：www.minoh-beer.jp/
栗黒（くりくろ）
ブルワリー：宮崎ひでじビール（宮崎）
副原料の栗が上品に香るスタウト
宮崎県産の農作物を積極的にビールに使用することで地元の農家を応援する「農援プロジェクト」を行う〈宮崎ひでじビール〉。「栗黒」もその一つだ。「地元・宮崎の栗を使ったインペリアルスタウトです。アルコール度数は9％。バニラアイスにかけて食べてもおいしいですよ」（コウゴ）。仕込みのたびにビール酵母を自家培養するなど、鮮度へのこだわりが感じられる。ブルワリーのある宮崎県の名産、日向夏（ひゅうがなつ）を使った「九州CRAFT 日向夏」も「栗黒」と並ぶ代表作。
宮崎ひでじビール
TEL：0982-39-0090
HP：hideji-beer.jp/
