Heller Weizenbock(ヘラー ヴァイツェンボック)
ブルワリー:プランク(ドイツ)
料理だけでなく、スイーツとの相性も◎
バナナやクローブのような香りと甘味を強く感じる、濃厚で芳醇な飲み口が特徴。料理以外に、スイーツとのペアリングもおすすめだ。「アルコール度数7.8%という高アルコールの重厚感と、バナナのようなフルーティさが楽しめます」(コウゴ)。
ドイツの小村で1617年に創業して以来、長男がミヒャエルの名と、オーナーそして醸造長の座を一子相伝で世襲する家族経営の醸造所。伝統的なドイツスタイルが中心だが、IPAを醸造するなどチャレンジ精神も忘れない。
コバツトレーディング
MAIL:kobatsu@kobatsu.com
HP:www.kobatsu.com/wp/
TAP6 Unser Aventinus(タップ6 アヴェンティヌス)
ブルワリー:シュナイダー・ヴァイセ(ドイツ)
バイエルン王室から由緒ある製法を受け継ぐ
クリーミーで繊細な泡、そして濃いルビー色の液色。程よい発泡性と、酵母由来のドライフルーツのような強い風味によって、芳醇かつフルボディな味わいを楽しめる。
「バランスがとれていて、柔らかな飲み口。モルトの芳香と甘さがたまりません」(田嶋)。王室のビール職人だったゲオルク・シュナイダー1世が当時の国王から醸造権を購入し、1872年にミュンヘンで創業。6代目の現在に至るまで、ヴァイツェンのスペシャリストとして変わらぬ味を受け継いでいる。
昭和貿易
TEL:06-6441-8123
HP:www.showa-boeki.co.jp/beer/
Hefe Weiss(ヘフ ヴァイス)
ブルワリー:ヴァイエンステファン(ドイツ)
最先端技術を追求する“ヴァイスビールの祖”
725年設立の修道院に起源を持つブルワリー。現存する中では最古とされる。醸造技術は世界最先端で、各国から醸造家が修業に訪れる。ビール名のヘフェはドイツ語で酵母、ヴァイスは白ビールを意味。その名の通り、ヴァイスビールを代表する一品は、優雅で華やかな香りと、深い滋味、さらっとした喉越しを持つ。
「敷地内にはミュンヘン工科大学の醸造学科を併設。150種類以上の酵母をストックし世界中に販売するなど、新旧共にドイツをリードする醸造所です」(コウゴ)。
日本ビール
TEL:03-5489-8888
HP:www.nipponbeer.jp/
ヴァイツェン
ブルワリー:富士桜高原麦酒(山梨)
ドイツの技術と富士山の天然水が生み出す味
フルーティな香りと風味で、ビール初心者も挑戦しやすい味わいに仕上げた一杯。酵母由来の極小の泡が、シルキーな余韻を残す。
「華やかに匂い立つバナナのような香りと、甘味、柔らかい酸味が特徴。日本のヴァイツェンを飲むなら、必ず飲んでおきたい一本です」(木暮)。
富士山の麓にある醸造所では、ドイツスタイルにこだわり、原料や醸造設備も現地から輸入。同国の醸造専門学校で技術を学んだブルワーが富士山の天然水を使って、本格的なドイツビールを造り出す。
富士桜高原麦酒
TEL:0555-83-2236
HP:www.fujizakura-beer.jp
ヴァイツェン
ブルワリー:大山Gビール(鳥取)
大山で育まれる自然の恵みが詰まったビール
中国地方最高峰を誇る大山の麓で1997年に開業した、日本クラフトビール界では老舗の醸造所。名水地であるこのエリアで、地下150mから汲み上げた極めて硬度の低い、良質な伏流水を使用することで、風味とバランスの良いビールに仕上げている。「ヴァイツェン」は、バナナを思わせるフルーティな香りや、最小限まで抑えた苦味など、飲み口の良さにこだわりを持つ。
「ドイツの白ビールのスタイルを追求したトロピカルな香りと味わいが堪能できます」(田嶋)。
大山Gビール(久米桜麦酒)
TEL:0859-68-5570
HP:g-beer.jp/
ヴァイツェン
ブルワリー:松江ビアへるん(島根)
香り・味わい、共に日本一濃厚を目指す
ドイツの伝統的な製法で醸造しながらも、地元・島根の濃厚な醤油とペアリングすることで、バナナの香りではなく、旨味を強く感じられる不思議なビール。
「日本一濃厚なヴァイツェンをアピールしているだけあって、ビールイベントで絶賛する海外の人が多くいるほど、国内外で高い評価を受けています」(木暮)。
〈松江ビアへるん〉は、島根の食文化に合う、食中酒としてのビールを得意とする醸造所。島根県内の酒蔵とコラボした“どぶろくビール”など、個性派も揃う。
松江ビアへるん
TEL:0852-55-8355
HP:www.shimane-beer.co.jp/