3つのポイント
1.時間を軸にしたフレグランスをベースに展開。
2.ロンドンの情景への思い入れを香りで表現。
3.高品質のスキンケアやホームフレグランスも。
コンセプトは「瞬間への旅」。韓国発のフレグランスブランド
音楽やファッションで世界を席捲している韓国カルチャーだが、コスメ業界にも新世代の注目株が次々と現れている。洗練されたデザインが印象的な〈SW19〉もその一つ。ファウンダーのカン・ジュンフンは2012年のロンドンオリンピックの際、〈サムスン電子〉の特派員として現地に滞在した人物。その後自身のマーケティングエージェンシーを設立し、南ロンドン・ウィンブルドンでの思い出をインスピレーションに、2020年に同ブランドを立ち上げた。
シグネチャープロダクトである香水のラベルには、「9pm」など時間を表す表示が。これは一日を通して異なる表情を見せるウィンブルドン公園の魅力をタイムゾーンで表現するアプローチによるもの。
例えば「6am」はベルガモットが効いたフレッシュなトップからカルダモンやバジルのスパイシーなミドル、ムスク系の落ち着いたラストノートという構成で、霧が立ち込める早朝にしっとりとした芝生を踏む瞬間をイメージした。調香はスイス・ジュネーヴに拠点を置く〈フィルメニッヒ〉やドイツの〈シムライズ〉など、世界トップクラスの香料メーカーが担当し、素材も高品質を追求している。
他と一線を画すコンセプトとユニセックスな香りが評判となり、Kポップアイドルなど有名人の愛用者も多いとの噂。この秋にはソウル・カロスキルに待望のフラッグシップストアが誕生するというから目が離せない。