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スウェーデンで見つけた、ありそうでなかったセルフ花束の店。花を選んで自分でブーケに!

日本に来て来て、あの店、このサービス!今回はスウェーデン、ストックホルムの気になるお店を紹介。

photo: Markus Karlsson Frost / text: Miki Osako / edit: Hiroko Yabuki

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3つのポイント

1.選んだ花を使ってブーケを作り購入できる。
2.自宅や店へ、週1回からブーケをサブスクで。
3.変化の楽しみを提案、萎れた花も取り扱う。

ありそうでなかった
セルフ花束の店

2021年秋、カフェやショップが立ち並ぶソーフォー地区に〈ユア・フラワー・ブーケイ・ストックホルム〉がオープンした。季節の花々があふれんばかりにディスプレイされているこの店の魅力は、自分で選んだ花でブーケを作れること。

店頭に並ぶ花から好きなものを選び、その場で自分なりにアレンジしたうえで、そのまま購入することができるのだ。

店主のクリスチャン・ショルドは、〈H&M〉でビジュアルマーチャンダイザーやバイヤーとして18年間勤めた経歴を持つ。パンデミック以降、自身について考える時間が増え、新しいことを始めようと以前から興味のあったフローリストコースへ通ったことが、同店を開業したきっかけとなった。

「花のつぼみが膨らみ、開いて萎れ、枯れる。そのすべての過程が美しいことを伝えたい」というのが彼のフィロソフィ。その言葉通り、通常なら店頭からは引き揚げるような枯れかけの花や、ピークを過ぎた植物もあえて取り扱う。クリスチャンが手がけたドライフラワーも豊富なうえ、旬の花を使った週1回からのブーケのサブスクも人気。「部屋の雰囲気がぱっと明るくなる」と、コロナ禍により家で過ごす時間が増えたローカルたちから好評を得ている。

それにしても、花束は作ってもらうもの、という既成概念をとっぱらうだけで、生花店がこんなにクリエイティブな場になるとは。この発想の転換、ぜひ日本にも!

〈YOUR 〔FLOWER〕 BOUQUET STOCKHOLM〉セルフで花束を作る
店頭から好きな花を選んでセルフブーケに。

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