3つのポイント
1.英国初となるインドネシアコーヒーカフェ。
2.インドネシア各地から厳選した豆を提供。
3.独特なフレーバーのローカルフードも人気。
独特の風味がクセになる、
UK初のインドネシアコーヒー店
イギリスといえば紅茶の国のイメージが強いが、近年コーヒーの消費量が猛追するなど、実は隠れたコーヒー大国。首都ロンドン、とりわけ東ロンドンのダルストンには、有名ロースターや人気カフェがひしめき合っている。
そんな激戦地に昨年オープンした〈ンゴピ〉は、ロンドン初のインドネシア産の豆を使ったご当地スタイルのコーヒーを提供する店だ。オーナー自身が現地に足を運び、生産者ごとに豆の品質やトレーサビリティ、従業員の労働環境を精査したうえで仕入れを行う。スマトラ島産のアチェガヨをはじめ、華やかな香りが特徴的なフローレス島バジャワの品種などを厳選し、イングランド中西部バーミンガムに構える本店併設の工房で焙煎。すぐさまロンドンに送られる。
この店のウリは、インドネシアで好まれる飲み方を、英国の客層に向けてアップデートしたメニューの数々。例えばシグニチャーの「コピスス」は、酸味の少ない深煎りコーヒーに東南アジア産のヤシ由来の砂糖、パームシュガーとミルクをミックス。現地では幅広く飲まれているドリンクで、深みとコクのある甘さが口の中に広がりクセになると評判だ。軽食やスイーツ類も豊富で、トーストの上にチェダーチーズ、チョコレートシロップや練乳をかけた「ロティバカール」はおやつにぴったり。
もはや出尽くした感のある日本のコーヒー業界でも、意外な“伏兵”として話題を呼びそうだ。