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現代の"無頼派"たちが足繁く通う酒場は、料理と酒はもちろん魅力もさまざま〜後編〜

現代の"無頼派"たちが足繁く通う酒場は、歴史のある重厚な内観。文化人たちのエピソード、チャーミングな店主……と魅力もさまざま。「現代の"無頼派"たちが足繁く通う酒場は、料理と酒はもちろん魅力もさまざま〜前半〜」も読む

photo: Keisuke Fukamizu, Shin-ichi Yokoyama, Jun Hasegawa, Kenya Abe, Koh Akazawa, Ayumu Kitao, Kaori Ouchi, Chihiro Oshima, Yoko Tajiri, Yoichiro Kikuchi, Kazuharu Igarashi, Masayuki Nakaya / text: Haruka Koishihara, Ai Sakamoto, Kei Sasaki, Naoko Ikawa, Mutsumi Hidaka, Yukari Akiyama, Kahoko Nishimura, Koji Okano, Keiko Kodera, Asuka Ochi / edit: Haruka Koishihara

BEER&CAFE BERG(新宿)

モーニングも仕事帰りも
さくっと一杯

・改札すぐの楽園は、賑やかな人間交差点。
・IFFAドイツ国際コンテスト金賞受賞のハムやソーセージやパテを使用。デリで販売も。
・食べ物も飲み物も、全メニュー持ち帰りOK。
・30年変わらず、ビールが300円!クラフトビール、ナチュラルワイン、純米酒も揃える。

BEER&CAFE BERG
レジ前のデリでは惣菜やパン、ケーキのほか、野菜や肉も販売。モーニング、ランチにはビアセットも。

岐阜屋(新宿)

新宿西口
横丁の老舗で、中華飲み

・思い出横丁で73年。増改築を重ねて拡大し、入口2つ、コの字とL字の3カウンターに。
・アテも〆も充実の中華。コスパも抜群。どの一皿もボリュームも満点で申し分なし!
・ラーメンには自家製麺を使用。餃子も手作り。
・酒やご飯に合う味つけ。なのに濃すぎない。

Nicolas(三軒茶屋)

さまざまな文化が交わり
生まれる場所

・文学、音楽、芸術などが交差する空間。食もその一部としてある、カフェのような酒場。
・イタリアの地方料理は、季節ごとの食材を使った組み合わせも面白い。デザートも自家製。
・イタリアワインと食事でもコーヒーだけでも。
・窓には菅原敏さんの詩。ピアノや本棚もある。

Nicolas
古い家具などが並ぶ店内。取材時は、山口洋佑さんの作品を展示。店オリジナルの冊子も制作している。

浜やん(吉祥寺)

八丈島と沖縄
2つの島の郷土料理を

・沖縄生まれ、八丈島育ちの店主が、家庭料理を伝える。明るく楽しく仲良しの家族経営!
・明日葉などの食材は、現地の農家から直で。
・旬の魚をヅケにして甘めの酢飯と辛子で食べる島寿司はしっとりとして絶品。
・八丈島や青ヶ島の稀少な焼酎も取り揃える。

浜やん
八丈島特産の島寿司605円や明日葉料理、魚のアラと一緒に煮ただしまで飲める大根煮605円も。

はまの(桜木町)

すべてがおまかせの
野毛スナック的酒場

・青森出身、津軽弁のママがお腹の空き具合などを聞いてその日の食材で料理してくれる。
・飲み放題、食べ放題で、大体¥2,000くらい。
・貝味噌やニシンの麹漬けなど、郷土料理も。
・お酒もおまかせ。気が向くとワインが出たり。
・ママは元バスガイド。青森民謡もお上手。

はまの
とにかく陽気でかわいい藤田礼子ママ。出してくれる料理は、どれもおいしく、家にいるように落ち着く。