天秤座の星模様
スキルアップ!
「人間関係をうまくこなす」ことは天秤座の人生におけるメインテーマでもあります。今週の星々は、そのテーマに深く関わり、変化や学びを与えるような配置を見せています。
太陽と土星が調和的にコンタクトすると、「言語化されていない心の声」を学ぶことになる出来事が起きるかもしれません。表情や仕草、声の仕草は、時に言葉より雄弁です。
また、人は時には本当のことを言い出せなかったりもします。奥にある気持ちが捩れた形で表に出ていることもあります。今週は、相手の状況や心理を深い洞察力で見つめてみましょう。
そして、コミュニケーションが取りづらい相手がいたら、その人を「問題のある人」と考えるのではなく、「今困っている人」と捉えてみましょう。
それだけで、自分が相手に差し出す対応や言葉は大きく変わります。視点の切り替えをしていくことで、対人スキルを鍛えられる週になります。
火星(意欲・勇気)と水星(知性・言葉)・天王星(改革・刷新)の調和的な繋がりは、波乱に満ちた仕事を呼び寄せそうです。引き継ぎがうまくいっていなかったことが原因で、余計な確認作業が増えそうです。
今週の月は、双子座エリアから乙女座エリアを運行します。
24日は、月が双子座を運行して木星(成長・拡大)と調和角度を取り、良い出会いが期待できる日。
26日、月は蟹座を運行し、火星と重なり、仕事で難問が出てくるかも。イライラ注意の日。
29日に月は獅子座エリアを運行。木星(成長・拡大)と金星(愛と喜び)と楽しげに繋がり、友人と盛り上がる日にできそうです。
今週の全体の空模様
スローステップで踊ろう
「牛がインドの神ののりものであるのは、まさしくこの「おそさ」のゆえではないのかと思う。インドでは「速いもの」はあまり尊敬されない。五十六億七千万年とか三百十一兆四百億年などというようなとほうもないスケールですぐにものごとを考えてしまうひとたちにとって、〈広い宇宙をそんなに急いでどこへゆく〉というわけだ。」
──真木悠介『うつくしい道をしずかに歩く 真木悠介 小品集』
今週は牡牛座エリアを運行する太陽に、土星が調和的なコンタクトを取ります。各星座はそれぞれの「時間感覚」を持ちますが、中でもスローペースなのがこの牡牛座です。
牡牛座には「着実にものごとを進める」というエッセンスがあります。そのイメージの原型は、古代バビロニアの、春の開墾で犂をひく牡牛の姿に遡ることができます。
焦って先に進めるよりも、しっかりと土を掘り起こし、豊な土壌をつくることの大切さが見えてきます。
一方、土星は魚座エリアから太陽に繋がります。
魚座的な時間とは「魂の世界」を流れているもので、人間が地上で作った「時間」というルールを超越し、時空の境目を溶かしていくイメージです。時を数字で区切ることをせず、無限の未来まで続く魂の世界です。
土星は「時間」「規則」を司る天体なので、土星魚座運行期は、魚座特有のこの感覚をいかに地上に落とし込んでいくかがテーマになります。
今週はこれらの星の配置によって、「急がば回れ」、速さよりも着実さを優先したいモードに。そして狭い時間に囚われている感覚から解放されて、じっくりと長考する意義に気づけそうです。
また、火星(意欲・勇気)と水星(知性・言葉)・天王星(改革・刷新)の調和的な繋がりによって、自分の意見をはっきりと言える力が湧いてくるかも。過去のデータや経験をもとにした、説得力あるプレゼンができるでしょう。
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