双子座の星模様
傾聴する胆力
今週も双子座エリアに金星(愛と喜び)が運行していることから、基本的な運勢は吉といえます。魅力もアップし、なんでもうまくいくような前向きな気分になれそう。
ふわふわとした雲の中にいるような、夢見心地になりやすいタームでもあります。
太陽と土星が調和的にコンタクトすると、仕事で必要なスキルを身につけたり、自分のマインドをチューニングするための修正工事が始まります。
双子座は「速く(早く)、軽く、広く」な星座ですが、今週はそういう性質をあえて抑えなければいけないかもしれません。
腰を据えて対応すること、待つこと、テンポの遅いものに合わせることが求められます。そのリズムを体得することで、今までよりも物事を掘り下げる力がつきます。人の話をじっくりと聞くことも得意になり、仕事で活かすことができそうです。
火星(意欲・勇気)と水星(知性・言葉)・天王星(改革・刷新)の調和的な繋がりの力を、自分の持つ武器の見直しと磨き直しに使えると良さそうです。
または、隠れている(忘れていた)才能や技術の掘りだし作業。「自分にはやれることがもっとあるのでは?」と奮起できれば、一皮むけるかもしれません。
今週の月は、双子座エリアから乙女座エリアを運行します。
24日は双子座を運行し、木星(成長・拡大)と調和角度を取ります。この日は友人と楽しいやり取りが発生しそうです。
29日に月は獅子座エリアを運行。木星(成長・拡大)と金星(愛と喜び)と楽しげに繋がるので、賑やかになりそうな日。
30日に月は乙女座を運行し、双子座とはぶつかり合います。「やらなくてはいけない雑用」に追われるかもしれません。
今週の全体の空模様
スローステップで踊ろう
「牛がインドの神ののりものであるのは、まさしくこの「おそさ」のゆえではないのかと思う。インドでは「速いもの」はあまり尊敬されない。五十六億七千万年とか三百十一兆四百億年などというようなとほうもないスケールですぐにものごとを考えてしまうひとたちにとって、〈広い宇宙をそんなに急いでどこへゆく〉というわけだ。」
──真木悠介『うつくしい道をしずかに歩く 真木悠介 小品集』
今週は牡牛座エリアを運行する太陽に、土星が調和的なコンタクトを取ります。各星座はそれぞれの「時間感覚」を持ちますが、中でもスローペースなのがこの牡牛座です。
牡牛座には「着実にものごとを進める」というエッセンスがあります。そのイメージの原型は、古代バビロニアの、春の開墾で犂をひく牡牛の姿に遡ることができます。
焦って先に進めるよりも、しっかりと土を掘り起こし、豊な土壌をつくることの大切さが見えてきます。
一方、土星は魚座エリアから太陽に繋がります。
魚座的な時間とは「魂の世界」を流れているもので、人間が地上で作った「時間」というルールを超越し、時空の境目を溶かしていくイメージです。時を数字で区切ることをせず、無限の未来まで続く魂の世界です。
土星は「時間」「規則」を司る天体なので、土星魚座運行期は、魚座特有のこの感覚をいかに地上に落とし込んでいくかがテーマになります。
今週はこれらの星の配置によって、「急がば回れ」、速さよりも着実さを優先したいモードに。そして狭い時間に囚われている感覚から解放されて、じっくりと長考する意義に気づけそうです。
また、火星(意欲・勇気)と水星(知性・言葉)・天王星(改革・刷新)の調和的な繋がりによって、自分の意見をはっきりと言える力が湧いてくるかも。過去のデータや経験をもとにした、説得力あるプレゼンができるでしょう。
窓が生活を忘れさせないでいてくれる。編集者・haru.が語る窓