牡羊座の星模様
落ち着いて進む
今週も牡羊座エリアに木星(成長・拡大)が運行していることから、基本的な運勢は上昇傾向にあります。
12年周期で巡るこの幸運の星に、今後12年をかけて伸びていきたい方向性を願掛け(アファメーション)するのも良いでしょう。
太陽と土星が調和的にコンタクトする影響により、「心の底から求める役割」についてじっくりと考える時期になりそうです。忙しい中でも一度立ち止まれそう。自分のできること、これからやっていきたいことを見つめてみましょう。
そして、目標の場所に少しでも近づくために今できることを書き出すと、やるべきことがクリアになりそうです。
また、牡羊座は、“宵越しの金は持たない”タイプが多いのですが、今週は、長期的な貯蓄や「財テク」の計画を立てたり、家計簿を見直したりしてみましょう。お金を使うとしたら、未来の自分のための投資になるように。
火星(意欲・勇気)と水星(知性・言葉)・天王星(改革・刷新)の調和的な繋がりの影響で、家族やチームメンバーとそれぞれの役割について忌憚なく意見交換ができそうなイメージです。
互いに納得がいく落としどころを探してみること。漫然と引き受けてしまっていたことをやめるチャンス到来でもあります。
今週、月は29日に獅子座エリアを運行し、木星(成長・拡大)と金星(愛と喜び)と楽しげに繋がります。
友人と心が弾む交流ができそうな日になりそうです。
今週の全体の空模様
スローステップで踊ろう
「牛がインドの神ののりものであるのは、まさしくこの「おそさ」のゆえではないのかと思う。インドでは「速いもの」はあまり尊敬されない。五十六億七千万年とか三百十一兆四百億年などというようなとほうもないスケールですぐにものごとを考えてしまうひとたちにとって、〈広い宇宙をそんなに急いでどこへゆく〉というわけだ。」
──真木悠介『うつくしい道をしずかに歩く 真木悠介 小品集』
今週は牡牛座エリアを運行する太陽に、土星が調和的なコンタクトを取ります。各星座はそれぞれの「時間感覚」を持ちますが、中でもスローペースなのがこの牡牛座です。
牡牛座には「着実にものごとを進める」というエッセンスがあります。そのイメージの原型は、古代バビロニアの、春の開墾で犂をひく牡牛の姿に遡ることができます。
焦って先に進めるよりも、しっかりと土を掘り起こし、豊な土壌をつくることの大切さが見えてきます。
一方、土星は魚座エリアから太陽に繋がります。
魚座的な時間とは「魂の世界」を流れているもので、人間が地上で作った「時間」というルールを超越し、時空の境目を溶かしていくイメージです。時を数字で区切ることをせず、無限の未来まで続く魂の世界です。
土星は「時間」「規則」を司る天体なので、土星魚座運行期は、魚座特有のこの感覚をいかに地上に落とし込んでいくかがテーマになります。
今週はこれらの星の配置によって、「急がば回れ」、速さよりも着実さを優先したいモードに。そして狭い時間に囚われている感覚から解放されて、じっくりと長考する意義に気づけそうです。
また、火星(意欲・勇気)と水星(知性・言葉)・天王星(改革・刷新)の調和的な繋がりによって、自分の意見をはっきりと言える力が湧いてくるかも。過去のデータや経験をもとにした、説得力あるプレゼンができるでしょう。
是枝裕和監督が指南。〈シャネル〉主催のフィルムメーカーサポートプロジェクト、観覧レポート