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4月3日〜4月9日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24~11/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

おもうに この国の稚い子宮は したたかな絶望を 敢然と孕まねばならぬ 何度でも 何度でも 何度でも ──茨木のり子「民衆のなかの最良の部分」より(『現代詩文庫20 茨木のり子詩集』)

先週に引き続き、火星(闘争・燃えたつ力)と土星(責任・節制)が協力関係を結んでいます。「仲間」に誰を選ぶのか、誰と連帯するのかを考えることになりそう。

また、太陽に木星(成長・拡大)が接近し、重なろうとしていきます。それにより、個人個人の思いや行動がとても目立ち、意味のあるものとして見えてきそうです。

4日には水星(思考・コミュニケーション)が牡牛座エリアに移動し、冥王星(破壊と再生)と繋がります。極端な意見や思想が世の中に出てくるかもしれません。

今週は6日に天秤座エリアで満月があります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。昨年9月の天秤座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

新月で定められたテーマは、「世界と自分は深く繋がっていて、切り離せはしないと覚悟すること」でした。そしてこの満月のタイミングで、その覚悟がしっかりと決まりそうです。

この半年の間、「変わりゆく世界」を意識し、過酷な運命を乗り越えるためのミッションについて秘密の相談をし、意見のすり合わせをすることがテーマでした。想定以上の世界の歪さや目まぐるしさに直面する場面もあったでしょう。

今週は、世の中の「悪い部分」は簡単に取り除くことはできないと理解し、むしろそこにフォーカスし深く知っていくことが重要だとわかるタイミングです。

敵に見えるもの、禍々しいものの正体を知ることが求められます。角度を変えた観察と理解。想像力を持つことが解決の糸口になりそうです。

蠍座の星模様

変化のための対話

先週から、火星と土星は調和的に繋がっています。火星がいる蟹座、土星がいる魚座、どちらも蠍座と同じ水のエレメントです。そのため、スムーズに心地よく専門的な学びを自己実現に繋げる道筋が見えてきそうです。

先週から今週にかけて始めた学習には、集中して精力的に取り組め、知識もしっかり身につきそうです。資格取得などのスキルアップにチャレンジするのも良さそうです。

また、太陽に木星が接近していきます。木星がいるのは、蠍座にとって、自他をケアすることや奉仕することを意味する場所です。見返りを求めずにしたことが評価されるタイミングです。また、今週は筋トレをすると効果が出やすいでしょう。

4日の水星(言葉・コミュニケーション)と冥王星(破壊と再生)の繋がりの影響により、たった一言で家族やパートナーとの関係性が大きく変わるかもしれません(良い変化も悪い変化もあります)。

激しいドラマが起きそうな星模様。変化を求める人は、このタイミングに相手に本音でぶつかっていくのも良いでしょう。

今週の満月は、蠍座にとって「無意識」や「人には見せない秘密」「バックヤード」を意味する場所で起きます。謎に満ちた深い海の底であり、目には見えない深層意識が沈んでいる場所です。

昨年9月の天秤座新月は「無意識下で覚悟すること」がテーマでした。自分の実際にやっている行為と、心の奥底、魂の求めるものを一致させることが課題。嘘もごまかしもきかなくなっていく半年間だったかもしれません。

この満月は、自分と相手の気持ちを確認し合い、心地よい関係性とはどんなものであるのか、イメージのすり合わせをすると良さそうです。

サテライトオフィスで椅子に座る吉泉聡

窓の外に感じる、予測不可能な自然の存在。〈TAKT PROJECT〉代表・吉泉 聡が語る窓

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