Feel

3月6日〜3月12日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23~9/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

今週、7日に土星が魚座エリアに入り、3年間の土星魚座運行期が始まります。

占星術では、土星は重苦しさや陰鬱さ、困難などを意味します。と同時に、真面目さや地道な努力も象意に持ちます。安全な建物を建てるにはしっかりとした基礎工事が必要なように、人生を形作っていく上では土星の堅実さも大切です。

これからの3年間、12星座それぞれに、コツコツと取り組むべき「土星魚座テーマ」の課題が出されます。

魚座のエッセンスは「信じる心/Believe」です。何を信じるかによって人生は変わります。また、個々の人生を集めた社会も変わります。

この世界では、多くの人から信仰されるものが価値を持ち、そのまま「力」を持つからです。例えば、お金や人気、宗教、正義などです。

情報ひとつとっても、ある人にはどんなに大嘘に聞こえてもそれを信じている人にとってはその「嘘」が「真実」なのです。また、信じる人が多ければそれだけで真実のように見えてきてしまいます。

それが普通だと思い、なんの疑いを持っていなかったことも、実は誰かに「信じ込まされていた」のかもしれません。周りに流されずに状況を違う視点から眺めてみることが、今週からの3年間の課題となります。

どうして自分はそれを信じるのか、冷静に考察することが求められるでしょう。また、自分がそれを信じることが社会にどうつながるのか考えてみること。

信じる心は力を持ち、世の中を良くも悪くも動かすものです。土星が魚座から呼びかけるのは、「信じる」という行為への責任です。

また、7日は乙女座エリアで満月が起きます。満を持して自分の意見を表明する、もしくは、我慢してきたことに耐えられなくなって不満を噴出させるようなイメージのある満月です。

内的葛藤の末、大きな変化が起き、今週がターニングポイントになる人も多いかもしれません。

また、昨年8月の乙女座新月にアファメーションをしたことが叶っているのか振り返り、もし叶っていれば天に感謝するタイミングです。

乙女座の星模様

影と向かい合う

今週は、周囲に振り回されて右往左往しそうな雰囲気があります。中途半端に巻き込まれるぐらいならば、しっかりコミットメントして問題解決の手助けをする方が良いかもしれません。

7日からの土星魚座タームの3年間の課題は、「相手は自分の鏡」と深く理解することです(土星が運行する魚座と乙女座は同じ柔軟宮であり、ぶつかり合う関係のため、土星は乙女座にとって大きな存在感を持ちます)。

この3年間は、自分の「影」と対峙する期間と考えましょう。

対人関係において、大雑把な人やだらしない人にイライラさせられることが増えるかもしれません。依存的な人にも出会ってしまうかも。

しかし、それは土星からの大切な課題。自分自身の心の揺れを観察する機会として活かさねばなりません。嫌な感情を抱くのは、その人に自分の弱点を意識させられるからです。

「相手と自分は合わせ鏡だ」と理解し、相手を受け入れる心の広さを持つこと。たとえ自分は悪くないという場面でも、相手に歩み寄る姿勢が求められます。それが今週からの3年間の土星からの課題です。

また、土星は「社会的に責任を取る」という作用を持つので、この期間に入籍をしたり、契約を結んだり、子供を持ったりするなどのケースもありそうです。

7日の満月は、自分自身のエリアで起こります。昨年8月の乙女座新月からの半年間で、自分の中の曖昧な認識をはっきりとさせ、世に出ているデータや根拠を疑い、何度も自分自身の価値観(モノサシ)を刷新していくことがあったかもしれません。

頑なな思い込みから解放され、多面的に物事を考察することができれば、この満月も自信に満ちた気持ちで迎えることができるでしょう。

〈ロレックス〉と〈ナショナル ジオグラフィック〉が進める。未来に繋ぐ、環境調査プロジェクト

〈ロレックス〉が〈ナショナル ジオグラフィック〉と進める、グローバルな環境保護プロジェクト

考える / PR