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12月26日〜1月1日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24~11/22生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「技術の進歩は生活のテンポを速め、人々の時間を奪い取る。貿易取引の増加、物や人の移動の増大は、匿名化を促進し、地域共同体を解体していく。西洋ではこうした動向には『開発』というよりも、『進歩』というレッテルが貼られる。」
──『懐かしい未来ーラダックから学ぶ』ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ


占星術の「ホロスコープ」とは、円形(360°)の空を12のサイン(星座)で均等に区切ったものです。360°÷12=30°なので、ひとつのサイン(星座)は30°の幅(エリア)を持ちます。

山羊座全体には「集団を統率して、実利を追求する」という象意があります。

今週、太陽は山羊座エリアの5°〜11°を移動し、このエリアには「共同体に骨をうずめるかのように全身で奉仕する」という意味がつけられています。

太陽は、牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)と調和的に繋がります。

山羊座と牡牛座は「地のエレメント」に属し、「お金(財産)」に深く関与しています。この2サイン(星座)の組み合わせにより、政府から、新しく財産(税金)に関する政策案が打ち出され、(国民の反対があろうとも)推し進めていこうとするかもしれません。

29日に水星(情報・コミュニケーション)が逆行を開始し、2023年1月1日には山羊座エリアで金星と冥王星が重なります。

すると、今まで体制に従順であったのが、疑問を抱くように。形の見えない「みんな」の欲望を自分自身の欲望のように思っていたこと、顔の見えない誰かの思惑に踊らされていたことに気づき、少しずつ解放される空気が満ちていきます。

今の構造とは別に、オルタナティブな社会の仕組みが自然発生的に表れる気配。

既にある民間の子供食堂やフードバンクのようなものがもっと大きく育ち、困窮している人がたくさんいることが可視化されるかもしれません。社会に必要な公的援助や税金の使い方について、多くの人が注目することになりそうです。

蠍座の星模様

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先週に引き続き、多くの天体が山羊座エリアにあります。

蠍座にとって山羊座エリアは「コミュニケーションの部屋」であり、ローカルな環境や兄弟姉妹がいるような場を表します。

山羊座は「社会と伝統的なもの」を意味し、支配星は土星(制約・責任)を持ちます。蠍座は「集中したり、深めたり」する性質を持ち、支配星は火星(闘い・勇気)と冥王星(破壊と再生・極端さ)です。

山羊座エリアに天体が多く運行している間、蠍座は、近隣の散歩で史跡や神社仏閣を訪ねたり、初歩的な講座などを受けたりすると良いタイミングになります。

先週に引き続き、木星(成長と拡大)は蠍座にとって「日々の仕事・サービスの部屋」を運行し、自他ともにケアをすることや奉仕することで幸運がやってきます。

木星は「増やす」ことが得意なので、筋肉を増やすことも良さそうです(2023年5月まで同エリアにいるので、半年間かけてトレーニングメニューを組むと良いでしょう)。

29日から逆行する水星は魚座エリアを運行している海王星(夢やスピリチュアリティ)と調和的に繋がります。

過去に仲良くしていた人を急に思い出すかもしれません。少し現実から離れた場所にいる人と話しをしたくなるかも。

『ナルニア国物語』のように、今いる自分の「日常」からあえてずれるような散策をしたり、映画を観たり、イベントに参加したりするのが良さそうです。

平原颯馬

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