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12月26日〜1月1日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21~6/21生まれ)の星模様は?

Text: Nao Nanashima / Edit: Motoko KUROKI / Illustration: Aurélie Garnier

今週の空模様

「技術の進歩は生活のテンポを速め、人々の時間を奪い取る。貿易取引の増加、物や人の移動の増大は、匿名化を促進し、地域共同体を解体していく。西洋ではこうした動向には『開発』というよりも、『進歩』というレッテルが貼られる。」
──『懐かしい未来ーラダックから学ぶ』ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ


占星術の「ホロスコープ」とは、円形(360°)の空を12のサイン(星座)で均等に区切ったものです。360°÷12=30°なので、ひとつのサイン(星座)は30°の幅(エリア)を持ちます。

山羊座全体には「集団を統率して、実利を追求する」という象意があります。

今週、太陽は山羊座エリアの5°〜11°を移動し、このエリアには「共同体に骨をうずめるかのように全身で奉仕する」という意味がつけられています。

太陽は、牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)と調和的に繋がります。

山羊座と牡牛座は「地のエレメント」に属し、「お金(財産)」に深く関与しています。この2サイン(星座)の組み合わせにより、政府から、新しく財産(税金)に関する政策案が打ち出され、(国民の反対があろうとも)推し進めていこうとするかもしれません。

29日に水星(情報・コミュニケーション)が逆行を開始し、2023年1月1日には山羊座エリアで金星と冥王星が重なります。

すると、今まで体制に従順であったのが、疑問を抱くように。形の見えない「みんな」の欲望を自分自身の欲望のように思っていたこと、顔の見えない誰かの思惑に踊らされていたことに気づき、少しずつ解放される空気が満ちていきます。

今の構造とは別に、オルタナティブな社会の仕組みが自然発生的に表れる気配。

既にある民間の子供食堂やフードバンクのようなものがもっと大きく育ち、困窮している人がたくさんいることが可視化されるかもしれません。社会に必要な公的援助や税金の使い方について、多くの人が注目することになりそうです。

双子座の星模様

友情フォーエバー

先週に引き続き、多くの天体が山羊座エリアにあります。

双子座にとって山羊座エリアは「共有財産・親密な関係の部屋」であり、自分一人では得られない財宝のある場所であり、少し面倒くさいしがらみのある場所になります。

「地のエレメント」の山羊座は「社会と集団」を意味し、支配星は土星(制約・責任)を持ちます。

「風(大気)のエレメント」の双子座は「好奇心に満ちて生きる」をテーマにし、支配星は水星(知性・コミュニケーション・言語)です。水星は素早く動き、神出鬼没でもあります。双子座も同じような自由奔放さがあります。

しかし、山羊座エリアに天体が多く運行している間は、双子座は気ままにふらふらするよりも、縁の深い誰かのために動くことが多くなりそうです。喜んでセンパイのパシリをやるイメージです。先輩や目上の人からお下がりをもらえる運気もあります。

先週に引き続き、双子座にとっては「友情とコミュニティ」「希望と願望」を意味する場所に木星(成長と拡大)が運行しています。

相手の企画や夢を応援したり、逆に自分を応援してもらえるような友情が膨らむタイミングです。やりたいことを、まずは実現できるかできないかを考えずに、どんどん出し、リストアップして盛り上がるのも良さそうです。

29日から逆行する水星は、魚座エリアを運行している海王星(夢やスピリチュアリティ)と調和的に繋がります。思わぬ援軍があり、仕事が上手くできそうです。

過去にお世話になった人からの助けかもしれません。謙虚な気持ちをもっていることで幸運がやってきそうです。

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