決め手はアウトライン
もみあげの重要性
例えば「初対面の人と会う時や面接などの時は、おでこを出すと印象がいい」といわれるように、髪は顔に近いこともあってか、その人の印象を左右する大事なパーツの一つだと言えます。
髪の中でも特に清潔感を出すうえで大事とされているのが“アウトライン”。つまり髪形の輪郭です。これは前頭部でいうと前髪、後頭部でいうと襟足、そして側頭部はもみあげ部分にあたります。
月に1回ヘアカットしているような意識が高い男性もいると思いますが、1.5〜2ヵ月に1度ぐらいの頻度でカットをし、それ以外は伸ばしっぱなしで、まったく手入れをしていない、という人がほとんどだと思います。
1ヵ月で約1〜1.5㎝伸びるといわれる髪。特に襟足やもみあげは伸びやすい。“伸びやすい”というよりも“伸びたのが目立つ”部分です。特に最近はマスクの紐に伸びきったもみあげが絡まってしまっている……なんて人を見かけることがあります。なので毎日ヒゲを剃るように、メンテナンスも必要なわけです。
ただわざわざもみあげを整えるためだけに美容室や理容室に足を運ぶのは億劫ですし、それに財布にも優しくない。なので今回は、ハサミとコームさえあればできる、もみあげのセルフメンテナンスカット術を教えます。ちなみに前頭部と後頭部の、前髪と襟足はセルフメンテナンスがなかなか難しいため、プロに任せることをおすすめします。
ナチュラルなもみあげで
清潔感を。
もみあげはもみあげでも、色々なデザインがあります。極端に短いもみあげだったり、真っすぐにカットされたもみあげは、どちらかというとミュージシャンのような個性的な印象になりがちです。またはヒゲとつなげるようなワイルドな印象を与えるもみあげもあります。
今回お教えするのは、自然な見た目のナチュラルなもみあげです。先端に向かうほど毛量が少なく、形が細くなる三角形をしていて、その先端が耳穴と同じくらいの高さにある。長すぎず、短すぎずのもみあげで、ビジネスシーンでも好感を持たれやすい清潔感たっぷりの横顔を目指します。
2週間に1度のセルフメンテナンスカットとしてはもちろん、お子さんなどのもみあげをカットする時にも参考にしてください。