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雨宮零の改運指南:冬至の前後で身の回りの品や足元まわりのアイテム新調を

「改運」とは、古来の中国の発想に倣ったもの。運は開くのではなく、良くも悪くも改まっていくという考えのもと、占い師・雨宮零さんが日常で使える改運法を伝授。前回の「占いにおける『始まり』の時期。一年後に叶えていたい願いを紙に書き出して」も読む。

Edit: Motoko KUROKI

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改運と開運


「改運」とは、自分が持つ運を改めること。ポジティブな変化もネガティブな変化も自らの行いによって起こり得る。例えば、髪や服に嫌な臭いがついたら運気を下げることになる。逆に、いい香りを身につけることで、運気は上昇する。この連載では「改運」のなかでも、運を良い方向に改めることを「開運」と呼ぶ。

今月の時勢

12月の時勢は今までを決算するタイミング。特に仕事関係、女性であれば仕事に加え、パートナー関係でもその影響があります。この一年の行動に、相応の評価がされます。また、見て見ぬふりをしてきたこととも対峙することになるでしょう。今月は占いにおける「始まり」についてお話しします。

冬至は、陰が陽に転じるとき。身の回りの品の一新を。足元関連でさらなる開運へ。

今回は、前回お話しした一年の始まりといえる冬至と易、そして具体的な開運法ついてもう少し掘り下げます。冬至を前にしたこの時期は古いものを捨て、冬至が過ぎたら新しいものを使い始めること。そして、「足元に変化をつける」ことで、新たな良き運を呼び寄せることができます。

冬至関連で有名なものですと、東京・早稲田にある穴八幡宮で授与される一陽来福のお守りがあります。これは、前回記載した「陰が転じて陽になる」お守りで、易の考え方からきています。

少し専門的な話になりますが、易の卦(易の算木に表れる象〈かたち〉)ではこれを「地雷復(ちらいふく)」といいます。易の世界には64の卦があり、この卦は「坤(地)」と「震(雷)」が合わさってできたものです。易卦は本来呪符的な意味を持っていますので、江戸時代ごろからお札の柄にも使われておりました。

そして、これを現代的な改運法として使う場合、冬至の前後で身の回りの品を一新することがオススメ。

さらに、「足元に変化をつける」ことで、新たな良き運を呼び寄せることができます。具体的には、靴を新調する、カーペットを新調するなどがオススメ。余裕のある方は、陰の気が溜まりやすい布……寝具、バスマット、玄関マットなどを新調するのもいいでしょう。


お正月を待たずに、このタイミングで行うことで開運法として使えるのです。

この冬至で行った開運法は、立春(2022年2月4日)ごろに芽吹きだし、夏至(6月21日)を迎えるころに開花します。少し時間がかかるものですが、一年にたった一度のタイミングですので、ぜひ試してみてください。

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