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雨宮零の改運指南:占いにおける「始まり」の時期。一年後に叶えていたい願いを紙に書き出して

「改運」とは、古来の中国の発想に倣ったもの。運は開くのではなく、良くも悪くも改まっていくという考えのもと、占い師・雨宮零さんが日常で使える改運法を伝授。前回の「運は『出会い』の形で現れる。引き寄せる鍵は『香り』」も読む。

Edit: Motoko KUROKI

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改運と開運


「改運」とは、自分が持つ運を改めること。ポジティブな変化もネガティブな変化も自らの行いによって起こり得る。例えば、髪や服に嫌な臭いがついたら運気を下げることになる。逆に、いい香りを身につけることで、運気は上昇する。この連載では「改運」のなかでも、運を良い方向に改めることを「開運」と呼ぶ。

今月の時勢

12月の時勢は今までを決算するタイミング。特に仕事関係、女性であれば仕事に加え、パートナー関係でもその影響があります。この一年の行動に、相応の評価がされます。また、見て見ぬふりをしてきたこととも対峙することになるでしょう。今月は占いにおける「始まり」についてお話しします。

前回の「運は『出会い』の形で現れる。引き寄せる鍵は『香り』」も読む。

冬至を過ぎて新たな一年が始まる。強力な願掛けをするタイミング。

中国占術にはいくつかの「年の始まり」があります。これは使用する占術によって、その一年の始まりをどこにするかが異なります。例えば、四柱推命という占いでは立春を、紫微斗数(しびとすう)では旧正月を、そして易では冬至を一年の始まりとします。

2021年の冬至は12月22日。この日は、もっとも夜が長い日であり、これを易で考えると、「もっとも陰が極まる日」とします。

易という占いは非常に奥が深いものなので、ここでその全てを説明することはできませんが、「森羅万象すべて、陰と陽に分けることができる」という考え方があります。そして、陽が極まると陰に、陰が極まると陽に転じる働きがあるのです。

冬至は日付のことだと思われがちですが、実は瞬間を指し、今年は0時59分。この時間をもって、陽の気が少しずつ増えていくのです。

この考え方から、2021年冬至には2022年に芽吹かせたい、形にしたいことの種を蒔くことができます。つまり、一年の計は元旦にありではなく、「一年の計は冬至にあり」といっても過言ではないでしょう。

この冬至の時間以降で、なるべく早めに、2022年の目標を書き出すことで、強力な願掛けをすることができます。

このとの書き方のポイントは2つ。紙に自筆で書くことと、断定形で書くことです。具体的な日付を書き添えることもオススメ。願いはあまり大きくなりすぎないように、一年くらいの単位で叶うような内容に。

普段なら行わないタイミングで始めることこそ、運に対しての大きな刺激を与えることができるのです。

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